【映画】『屍者の帝国』を見てきた

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ITHO PROJECT第一弾『屍者の帝国』を見てきました。

つい先日小説を読み終えたばかりですが、内容が難しくかったので映像で見れば補完もできるかなと思いまして。

まだ映画を見ていない人に言いたいことは一つ。エンドロールのあとも続きがあるので最後まで席を離れずにいてください。

見てた時エンドロールで帰る人がいて勿体ないことしてました。

あとは最初から設定が変わってるところもあるで原作通りではないです。

多分原作の展開を期待すると後半から「なんやこれ?」って何回も思うことになります。別物としてみたほうがいいです。

以下ネタバレ思ったこと箇条書き

生者と屍者と描き分けが映像化するとはっきりしてたのが良かったです。百聞は一見に如かずといいますが映像で見るとわかりやすい。

肌の色も異なり目が虚ろでで口が半開きで軸が定まっていない屍者。

屍者技術が発展してそれが生活の一部になっているとはいえ、あんな気持ち悪いのが町中を普通に歩いていたりウェイターとして働いていたりとするなか平然と生活できるとか慣れって怖い。

ワトソンが終始フライデーに執着しているのでそっちの人なのかと疑う。原作ではただの支給品で記録係だったのが、生前から友人という設定だからか「フライデーの書く文字が好き。フライデーの声が聞きたい。だからヴィクターの手記を手に入れる」とおいおいこいつ大丈夫かと。

フライデーもフライデーでもし魂が戻ったら合図を送るからってその合図(ペンで唇をノックする)は男同士でするものじゃなくないですか?

フライデーのキャラデザが美少年なこともあり明らかに狙ってやってるよなあ。

ヴィクターの手記が100年前の代物なのにすごいハイテク。手記という名前やけどどうみてもパンチカードの束やし。

そしてなんやかんやありザ・ワンとMとの最終戦。映像はすごいんですよ。ゾンビ映画やロボット映画でおなじみの「こいつらは完全に制御されているから安全だ⇒暴走して人間を襲う」っていうお約束はもちろんありました。

なにしてんのかわからんけど結晶が飛び交ったり光ったりと映像はすごかったです。何してんのかほんとわからんけど。

なんで人体が結晶化していくねん。

第一に菌株の話はどこに行ったんだ。

一番印象的だったのはアレクセイとニコライが生者を屍者に変える禁忌を犯したあと食卓を囲むとこ。屍者となったあともアレクセイは従者の屍者に注がせたワインを口に運び(飲めずにこぼれる)、ニコライは本のページを淀みなくめくる(焦点はあってない)。

その前にあったワトソンらとの食事シーンとの対比なのだろうけどぞくっとする場面だった。

多分原作を期待して良かったと思えるのはこの辺だけな気がする。あと、眉毛も良かったよ。強かった。

エピローグも原作の時は「新しい相棒」がわからなくてワトソン博士が新しい屍者となんかやってるんかと想像していたけど、映像を見てようやくわかった。アイリーン・アドラーでピンと来なかったあたり自分の知識のなさを実感する。

原作だけだと理解が追い付かないところも多かったので映画で見れて良かった。手放しで面白かったとはいかないが、これでもう1回原作を読めばより一層楽しく読める。

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