【薬剤師・本】『くすりのかたち-もし薬剤師が薬の化学構造式をもう一度勉強したら/浅井 考介 , 柴田 奈央』感想。薬剤師なら化学構造式から薬の特徴を読み解けるようになろう

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毎月1冊、医療関係の本を読む!って決めたのに1月から間に合いませんでした(笑)

でもちゃんと読んだからOKってことで。

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本の内容

くすりのかたち-もし薬剤師が薬の化学構造式をもう一度勉強したら/浅井 考介 , 柴田 奈央

本書は,化学構造式の「薬の情報源」としての有用性や,薬の本質的な事項でありながら添付文書には記載されていない,いわば盲点になっている部分などを,化学構造式を活用して解説.さらに,薬局の日常業務で化学構造式をどう活かせるかといった実例をあげ,それに対応するイラストや図を用いてわかりやすく説明している.

Amazon商品ページより
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現場で働く薬剤師にも、今勉強している薬学生にもおすすめです!

学生時代はあんなに苦戦した有機化学。

いざ薬剤師になって現場に出ると使う機会が全然ない!っと思ってました。

それは自分が化学式の読み方を知らなかっただけだと猛省しました。

薬の構造式について実例を出しながらわかりやすく解説されていてまさしく目から鱗の状態。

ひとつひとつの知識は「そんなことは知ってるよ」ってことばかりかもしれません。

でも実際に2つの薬の構造式を比べ、その作用の違いが書かれていて初めて「この知識はそこに使うんだ」ってわかることばかりです。

それぞれの置換基の特徴を抑えておくだけで化学式から得られる情報がこんなにあるとは思いませんでした。

添付文書に記載されてない情報まで深く読む能力は薬剤師に必要です。薬学生にも有機化学を学ぶ意味を知るために読んでほしい。

書かれていて覚えておきたいこと

・置換基が大きいと作用時間が長くなる

・水素結合が多いと作用強度が大きい、未変化体腎排泄率が高い

・置換基の特性

などなど

ノートにまとめて仕事でも確認できるようにします。

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