【小説感想】『その女アレックス/ピエール・ルメートル』誘拐事件から二転三転する先が読めない傑作ミステリ!

本・漫画
記事内に広告が含まれています。
LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

本のあらすじ

その女アレックス/ピエール・ルメートル

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…

しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。

イギリス推理作家協会賞受賞作。

Amazon商品ページより
スポンサーリンク

いろんな本の賞を総嘗めしたのも納得の傑作!!

めっちゃ面白かった!

誘拐された女アレックスと警察カミーユの視点が頻繁に切り替わって徐々に真実に近づいて…かと思ったら予想もしない方向に物語が動き出す!

最初はアレックスは誘拐監禁され残酷な目に会う悲劇のヒロインと思ってたのに、同一人物とは思えないくらい印象が変わっていき、どう結末を迎えるのか全く予想ができなかった。

気持ちのいい結末…とはいかなかったもののどんでん返しもあり面白かったです。

裕福な部下と倹約家の部下の名前が最後までごっちゃになって混乱したのは内緒(笑)

刑事のカミーユが亡くなった妻のことを引きずっていてその葛藤がよく描かれているんですが、本作だけだと正直よくわからん・・・って思ってたら、

実は「この女アレックス」はシリーズだそうで、この本の前作「 悲しみのイレーヌ 」にカミーユの妻が殺された事件について書かれているそうです。

気になるので読みます。

LINEで送る
Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました