紅楼夢で頒布されたサークル:hatuburgの貴城はつさんの新作。
「レミリア・スタコージウ・シリーズ」というレミリア・スカーレットの前日譚の西洋小説を書かれていますがこれがすごく面白い。
社畜でなかなか制作ができず、今回は短編集とのことですが応援の意味を込めて購入しました。
表紙のレミリアの笑顔がいいよね。
本の詳細・あらすじ
アレルヤ/貴城はつ
3つのSSが入った短編集。
ゆかれいむとめーさくとレミパチェ中心の紅魔館一家の3本
特設サイト→alleluia
アレルヤ(hatuburg)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス
短編でも溢れ出るカリスマ
ただの短編集かと思ったら表題作でもある「アレルヤ」はシリーズに関係があるお話でした。
はつさんの書くレミリアはセリフがかっこいいよね。王の品格というか。
貴城はつさんのレミリアスタコージウシリーズの過去を経て幻想郷に至ったと考えると、仲間に囲まれてるレミリアの一言一言がすごく感慨深いです
それぞれの感想
博麗の巫女、語るに落つ。
ツンデ霊夢かわいい。これをツンデレと呼ぶかはわからんが。
霊夢のセリフは一言もないけど霊夢の気持ちが伝わってくるのがいい。
つまさき
咲夜と美鈴のSS。これもきっとシリーズの番外編的なものなんだろう。
どんなことがあっても笑顔を崩さない美鈴は咲夜にとって母親みたいな存在なんだろうなーと思ったり。
二人だけの秘密の合図ですって笑う美鈴が可愛い。「えへ。」がするい。
アレルヤ
紅魔館の面々で向日葵畑に行くお話。
最初読んだときはこれが「スタコージウシリーズ」の最終話になるんだな思いました。
でも違う。
英国貴族であったり過去にいろいろあったであろうレミリアがようやく手に入れた幸せを噛みしめてるのが表紙のイラストと相まってすごくいい。
「ねえ、パチェ。私はね、満足しているの。 この五百年の果ての、今日という日に」
短いながらも読んだ後じーんとくる。いい。
幸せを手に入れたら終わりでではなくこの先も彼女らの物語は続いていく。
そんな未来を感じさせる短編でした。
レミリアの過去が気になるのはパチェだけじゃないのでシリーズの続きを期待してます。
貴城はつさんの作品は西洋歴史と東方の原作との融合がすごい!
同人誌ではなく西洋歴史小説を読んでるんじゃないかってくらい濃厚な作品です。多くの人に読んでほしい!
別記事でどんなにすごいかをまとめました!
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