【同人誌】『砂金の街の吸血鬼/貴城はつ(hatuburg)』感想。サンフランシスコで繰り広げられる吸血鬼同士のバトルが熱い!

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「王女と吸血鬼」に引き続き「砂金の街の吸血鬼」も読破。

短いながらも濃い内容で満足。表紙の麗しいレミリアが印象的です。

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本の詳細・あらすじ

砂金の街の吸血鬼/貴城はつ

舞台は世界の果ての果て
アメリカ合衆国西海岸、カリフォルニア州
欲望と夢が積み上げられた摩天楼、サンフランシスコ。
〝ゴールドラッシュ〟と名付けられた前代未聞の狂騒は
この辺境の地に新たなる世界を築き上げた。

その欲望の甘美な芳香に吸血鬼が誘われたのは
きっと、必然であったのだろう――

ホーグーモント男爵レミリア・スカーレットは
遂にサンフランシスコの土を踏む。

そして、彼女に出会ったのだ。

東方紅魔郷前日譚西洋伝奇時代小説 ――
「砂金の街の吸血鬼」
少女は、咆哮する。

特設サイト⇒vampire-in-eldorado

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吸血鬼としての矜持を持つレミリアがかっこいい

前作はレミリアは一人の騎士として描かれていて、時代も作中で起こる出来事も東方要素がなくても成立しそうな西洋小説でした。

しかし今回はレミリアは吸血鬼として描かれています。

「王女と吸血鬼」のときはストリゴイだったレミリアは力を増して今作ではドラキュラへと存在が変革していました。(どう違うのかはよく理解できてない)

日常も戦闘も吸血鬼の能力をフルに使ってい周囲を支配していきます。

背景描写もだけど、戦闘描写も状況説明がわかりやすく絵が浮かんできます。自身の血液でランスを精製する場面は前作を読んでるとぐっときます。

はつさんの描くレミリアは「吸血鬼はかくあるべし」という信念をもって行動していて、それが振る舞いや言動に表れていてかっこいいです。

紅魔館メンバーのとの邂逅

そして今作ではついに紅魔館のメンバーとの出会いが描か れています。

ゴールドラッシュが巻き起こるサンフランシスコに降り立ったレミリアは、そこで夜な夜な人を襲う吸血鬼の噂を聞きます。

レミリアの前に吸血鬼として現れるのは誰なのか。

序盤からヒントが与えられるので吸血鬼の正体は想像ついたのですが、なぜ彼女がその地にいるのか。

そして何よりなぜ吸血鬼と噂される存在なのか。

そこへどう繋げてくるのかが気になって一気に読みすすめました。

太陽の光に憧れる吸血鬼。

ラストのオチも、上手に原作に落とし込んできて「そうくるのか」ってびっくりしました。

購入は電子書籍で

前作の「王女と吸血鬼」と今作の「砂金の街の吸血鬼」は今はメロブでも電子書籍しか売っていません。

なので買うならメロンブックスDLで電子書籍を買うしかないです。

電子書籍って聞くと毛嫌いする人もいるかも知れませんが、傑作なのでぜひ読んでほしいです。

貴城はつさんの作品は西洋歴史と東方の原作との融合がすごい!

同人誌ではなく西洋歴史小説を読んでるんじゃないかってくらい濃厚な作品です。多くの人に読んでほしい!

別記事でどんなにすごいかをまとめました!

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