普段の仕事にしてもブログにしても、自分の言いたいことを正確に相手に伝えることって難しいですよね。
とりとめもない日記ですけどせっかく書くなら伝わるように書きたくてこの本を読みました。
池上彰さんはテレビでおなじみのいろいろな分野を視聴者にわかりやすく説明してくれるプロです。
そんな池上さんが身に着けたノウハウを知れたらなと。
「伝える」前にまず「理解する」
伝える力を鍛えるには、実際に相手に話す前にやらなければならないことがあります。
それは「伝えたいことについて詳しくなっておく」ことです
うろ覚えの知識や用語を使って説明しても相手はピンときません。まず自分がそのことについてちゃんと知識をつける。
知らなくてもいいと意地になるのではなく、詳しい人に謙虚に教えを乞うことが大事になってきます。
表紙に「話す」「書く」だけでなく「聞く」という言葉入っているのはこのため。
子どもならすぐ「なんで?」って聞けても大人になると「そんなことも知らないの?」と思われるのが嫌なのでみんな知ったかぶりしてしまう。
それだと伝える力を鍛えることはできません。まず謙虚に学びましょう。
伝わってるかの確認は相手の「へえー」を引き出せたか
トリビアの泉ですね。
自分が話が相手にちゃんと伝わってるのだろうか。これを判断する材料として池上さんは「相手のへえーを引き出すこと」と書かれています。
自分の話に興味を持ってくれて、新しい知識を得たら「へえー」とか「なるほど」って言葉が自然と出てきます。
逆に話がつまらないとこっちの話をちゃんと聞いてくれません。違う話題に行ったりよそ向いてたりします。
知識が十分でも「書き方」「話し方」で大きく変わる
では頑張って勉強しても相手が興味をもってれないとき、どこを改善したらいいのか。
一番のポイントは「子どもに説明するくらいにかみ砕く」ことができているか、です。
知らず知らずのうちに専門用語を使ってませんか。知らない分野で知らない言葉が飛び交うと聞いてるほうはたまったもんじゃありません。
常にわかりやすくすることを心がけるのがポイント。このときわかりやすい言葉にできなければ、それは自分が十分に理解できてないってことです。
文章にするときは必ず声に出して読むこと。声に出して変だなって思う部分はきっと伝わりません。
書いたすぐは完璧と思っても数日寝かせてから読み直すとおかしかったりするのでご注意を。
接続詞を減らすことも読みづらさを改善するのだそうです。
まとめ
池上彰さんは「こどもニュース」という番組で「伝える力」の重要性に気付いたそうです。
子ども相手に時事ニュースを伝える立場だったからこそ磨かれた技術。
確かにすごく読みやすく「へえー」と思う部分がたくさんありました。
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