【ラノベ感想】文学少女シリーズ最終巻『半熟作家と“文学少女”な編集者/野村美月』

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文学少女シリーズは見習いで終わってたと思っていましたがまさか最終巻があったとは。不覚…。

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本の情報・あらすじ

半熟作家と“文学少女”な編集者/野村美月(ファミ通文庫)

 新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく現行修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!?そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!?

 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の、最後の物語。

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“文学少女”シリーズ完結!

「文学少女」そして外伝「文学少女見習い」を読んだのはだいぶ前やけどようやく最終巻読破。

物語の舞台は「文学少女見習い」から数年後。“第2の井上ミウ”と呼ばれる高校生作家:雀宮快斗とその担当編集者となった遠子先輩の物語。遠子先輩は学生の頃から変わらず“文学少女”やってて物語を食べ物に例えるのは久しぶりにやったけども面白い。まあ紹介されてる昔の文学は全然知らんねんけどな。

主要人物である雀宮快斗は初めは周りを見下す俺様なキャラだったけど、実は小心者でかなりヘタレで…と読み進めていくうちに好感度が上がっていくキャラクターだった。ライトノベルなのにかなり重い話なのが文学少女シリーズの特徴だと思うけど、この巻に関してはどちらかというとコミカルな印象を受けた。

一度も登場しなかった心葉のことも遠子先輩ののろけ話や編集者たちの会話からすると元気でやってるし、外伝では見習いだった少女も立派になってるしでシリーズ通して読んできた人にとっては満足な一冊になってると思う。

現代小説とラノベしか読まないけどたまには古典に触れてみようかなという気にさせるシリーズでした。

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