【ラノベ感想】人間とオークの戦争!『灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だとわりきるしかなくても/十文字青』

本・漫画
記事内に広告が含まれています。
LINEで送る
Pocket

前巻はちょっと微妙だったけど続きが気になったので購入。

スポンサーリンク

本の情報・あらすじ

灰と幻想のグリムガル level.3 思い通りに行かないのが世の中だとわりきるしかなくても/十文字青(オーバーラップ文庫)

 チョコって、もしかしてあのチョコ……?

 思わぬ活躍で有名になったハルヒロと仲間たち。自信をつけた仲間達と、悩み続けるハルヒロのもとに後輩となる義勇兵達が現れる。そこにはハルヒロの記憶に残る名前を持った少女もいた。

 そんななか、オルタナの街はオークたちの居座るデッドヘッド監視砦の奪還に向けて動き出していた。報奨金目当に作戦参加を決めたハルヒロたちは、レンジやチョコたちと共に初の大規模戦闘を戦うことになる。

 灰の中から生まれた冒険譚は、いま大きな節目を迎える!

スポンサーリンク

 人間とオークとの壮絶な戦い

なんだかんだとハマってしまい最新刊まで読んでしまった。

今回は主人公パーティの話ではなく「人間 vs オーク」という大規模な砦攻防戦。数多の義勇兵団がそこに参加し、そこには同期でハルヒロたちとは違い圧倒的な力で進んでいるレンジのチームや、前の巻で主人公ハルヒロの記憶の中にいたチョコ(表紙の女の子)を含む後輩の義勇兵団もいる。

チームハルヒロは最前線に立つこともなく雑用のような役回りをさせられることもあるけど、それでも後輩たちとの比較やチームレンジと一緒にオーク集団と戦っており、1巻のころとは違い少しずつだが確実に成長しているのが分かる。ハルヒロ自身も初めは自分のことばっかりだったが、リーダーになってからはチームをことを考えて悩むようになっているし、この巻では戦いながらもチョコのことも気にかけるくらい周りが見えるようになっていた。

相変わらず戦闘描写は丁寧で緊迫感がある。砦攻略ということで、ただ敵を殲滅するだけでなく砦に侵入するまでの作戦や複数の舞台に分かれての多面からの攻略など、大規模だからこそできる戦闘が面白い。ただ規模が大きくなるとういうことは当然被害も大きくなる。楽勝と思われていたが想定通りに進まない作戦。なんやかんやと死んでいく義勇兵たち。個々の力も数的にも相手の方が有利という状況でも逃げる選択肢をしなかったハルヒロたちの戦いは、誰か死ぬんじゃねえかと手に汗握る展開だった。

熾烈な戦闘にテンション上げて読んで、ボスをぶっ倒して「よっしゃ、勝ったー!」と思ったところでの一気に落とすところがさすが。挿絵と相まってそれまでとは別の意味でテンション上がった。これは続き読まんと。

LINEで送る
Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました