【小説感想】チヨダ・コーキの作品を読もう!『V.T.R/辻村深月』

本・漫画
記事内に広告が含まれています。
LINEで送る
Pocket

この作品は「スロウハイツの神様」に出てくる作家:チヨダコーキの著書という体で出てます。なのでこれを読む前に「スロウハイツの神様」は必読です。

スポンサーリンク

本の情報・あらすじ

『V.T.R/辻村深月(講談社文庫)

辻村深月の長編ミステリーから物語が飛び出した。「スロウハイツ」の住人を受け止め、支えたあの作家。物語に生きる彼らと同じ視線で、チヨダ・コーキのデビュー作を味わおう。『スロウハイツの神様』の世界にようこそ。「ねえ、ティー。一人ぼっちにしないで。アタシはあなたを愛している」。 解説・赤羽環

スポンサーリンク

『スロウハイツの神様』のファンブック

「スロウハイツの神様」に登場した、中高生に絶対の人気を誇るチヨダ・コーキの小説。という体で書かれた小説。話の内容だけでなく。ページをめくると改めて表紙があり、解説・裏表紙まできっちりと「本の中に本がある」ように作られている。

あくまで「スロウハイツの神様」のファンブックで、これ単体では正直そこまで面白くはなかったなあ。まず文章量が少ないので物足りない。オチは意外だったし、キャラクター同士の会話や雰囲気は良いけど、説明が足りない気がする。

本編よりも赤羽環の解説の方が読んでて面白かった。「スロウハイツの神様」で彼女がどういう人生を送ってきていて、チヨダ・コーキにどれだけ救われたか知っているからこそ、解説に書かれている文章の重みがわかる。

最後の「健全に、さらに深く愛されますようにと祈る。」という一文にチヨダ・コーキへの想いが詰まってるなあ。

LINEで送る
Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました