Twitterで誰かが挙げてて面白そうだったので購入。
著者の吉田尚記さんはアナウンサーの方で、なんと「マンガ大賞」の発起人だそうです。
コミュ力ってなんなのか。
『誰かと話すときの目標や、それに必要な技術は何か』についてサッカーに例えながらわかりやすく書かれていました。
本の詳細・あらすじ
なぜ、この人と話をすると楽になるのか/吉田尚記
相手を楽にさせる会話力!
ニッポン放送の大人気アナは、些細な会話すらままならないコミュ障だった!
そんな彼が20年かけて編み出した実践的な会話の技術を惜しみなく披露。
話すことが苦手なすべての人を救済する、コミュニケーションの極意! !
コミュ力 ≠ 自己主張力
コミュ力と聞いてどんな力が浮かびますか?
僕はみんなの前で堂々と自分の意見が言えたりディベートをがんがんできるような人を見ると「コミュ力すっげえな」って思ってしまいます。
でも著者はそれは本当のコミュニケーションではないと言ってます。
「コミュニケーションの目的は自己主張することではなくコミュニケーションをとる事」だそうです。
要は「誰かと楽しく話がしたい」それがコミュニケーションの目的なんです。
そのためには自分語りをする必要なんてないし、ましてや意見を戦わせる必要なんてもっとない。
相手の話を聞き、相手とのテンションを合わせ、間違っててもいいから質問し、相手に気持ちよく話をさせる。
コミュニケーションは相手と一緒に「気まずさ」という敵を倒すゲームなんだと言ってます。これは面白い発想だと思います。
ゲームなんだから当然守るべきルールがあって、でも攻略法は1つじゃない。
そう考えるとコミュニケーションをとるというハードルがグッと下がる気がします。
覚えときたいコミュニケーションのルール
読んでてこれは理解して実践したいなーと思ったこと
①誤解ウェルカム
「気になるけど間違ってたらどうしろう…」って思うとこちらから何も話せなくなってしまいます。
でも人は間違いを正そうとすると饒舌になるそうです。なので相手の趣味のこととか全く知らなくてもとりあえず気になったことを投げかえれば相手が喋ってくれる。
②「空気を読む」=「テンションを合わせる」
空気を読むって便利な言葉だけど実際どうしたらええねん!ってなりませんか。
著者は空気を読むとは「周りのムードに自分のテンションを合わせること」だと言ってます。同じテンションの方が会話が続きやすいのだとか。ムードがわからんかったら誤解ウェルカムで質問し少しずつ修正していけばOK
③褒める驚く面白がる
ただ相槌を打つだけだと、興味を持って聞いてくれてるのか相手に伝わりにくいです。
なのでこの3つの感情を口にすることで相手が気持ちよく話を続けられる。「めっちゃ聞き上手やね」って思ってくれる。
誤解ウェルカムで質問して相手の話にリアクションをとってその会話の中で気になったことをまた誤解ウェルカムで質問する…。この無限ループで自分のことは話さず会話が続く永久機関になります。
④相手の話を100パーセント聞く
言いたいことだけわかればいいってスタンスだと相手の意見の中に自分の意見が混ざって曲解してしまう。100パーセント聴くことが大事。
⑤時系列に沿って相手の空白部分を埋める
質問をするときに使えるテクニック。相手と趣味の話をしていたらそれを知ったきのか、どんな過程でハマっていったのかを訊ねるなどちょっと時間軸をずらしながら相手のことを聞いてく。
⑥ウソ・自慢話・真っ向からの否定をしない
コミュニケーションの目的は「楽しく会話を続けること」なのでウソは破たんした時に絶対気まずくなるのでNG。話を盛るのはいいけど、0から嘘をつくのはダメ。
自分が話すときでも相手いつでもパスを出せるように自慢話をとうとうと続けるのもNG。
別に相手を説き伏せる必要はないので一刀両断で否定してしまうと会話が続かなくなってしまう。
こういったNGを避けることが大事。
他にもいろんなことが書いてありました。会話をサッカーに例えているのでイメージしやすかったです。
いきなり全部実践するのはむずかhしいですが、会話はゲームなので使える武器を1個ずつ増やして気まずさという敵を倒したいと思います。
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