【CD感想】ヴィレヴァンでネットラップが買える時代に！！『FAKE BOX／FAKE TYPE.』

基本同人ショップとかライブでしか買えなかったネットラップがヴィレヴァンに！！

好きなネットラップのCDが店頭に並ぶ日が来るとは

FAKE TYPE.の1st フルアルバム「FAKE BOX」

通常ネットラップのようなマイナージャンルはCD出してもライブ会場や通販でしか手に入れる機会がないんやけど、この「FAKE BOX」なんと全国のヴィレッジヴァンガードで購入が可能。店内でネットラップの曲が流れポップ付きで紹介されてるとか、店で見つけたときはなんか感動した。

内容は前作「FAKE TYPE.」に収録されている曲＋新曲の計15曲で、がっつりFAKE TYPE.の魅力に浸れる一枚。新曲はもちろんのこと前作に既存曲もアレンジし直されて収録されてるので前のを持ってても十分楽しめる。「President feat. 電波少女」はこっちに入ってる方がかっこいい。

歌詞見な何言ってるかわからんのは相変わらずだけど、心地よいトラックと独特のラップの組み合わせで飽きがこないアルバム。新旧両方の曲合わせて飛ばす曲がなく、特定の曲というよりはアルバム全部を繰り返し聴きたくなる。

そんな中でもアル中の歌(自分で言ってるだけ)こと「Volstead Bar feat. MAXBET」がかっこいい。3人のラッパーが畳み掛けるような勢いでかましてて、ライブで盛り上がること間違いないしなので是非とも生で聴いてみたい。曲のかっこよさと歌詞の情けなさのギャップも面白い。

あとは「Witch Hat -魔女の帽子のワルツ-」もお気に入り。これはMVありきな気がするけども、ミステリアスでメロディアスな曲で薄気味悪い童話を見てるように感じる曲。曲の雰囲気が好き。

ヴィレヴァンに置かれたことでもっと知れ渡って人気が出て、もっと曲作ってライブがんがんしてくれたら嬉しいなあ。東京だけでなく地方にも来てほしい。

FAKE BOX

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Rambling Records