ビブリアの続きが出てたはいいが前までの内容が思い出せない…。読んでたら思い出すかな。
本の情報・あらすじ
ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~/三上 延(メディアワークス文庫)
青年の想いを古書は静かに見守ってきた
静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しい女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは――今はただ待ってほしい、だった。
ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。
脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然――彼女の母は待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。
今回も薀蓄盛りだくさん
今回のテーマになっている本は、リチャード・ブローテイガン「愛のゆくえ」、「彷書月刊」、手塚治虫「ブラック・ジャック」、寺山修司「われに五月を」の4冊。
当然のごとくこの中で読んだ本はなかったわけやけど、それぞれの本の薀蓄とストーリーを絡めてくるのはやはり面白い。名前は知ってるブラックジャックについてもいろんな薀蓄を知ることができた。ピノコって最初っから折るキャラクターじゃなかったんだな。
恋愛要素も発展しいよいよクライマックスか
プロローグでいきなり栞子さんが告白の返事をする場面で、返事の内容やそこに至るまでに何があったんだともやもやしながらのスタート。事件を解決しながらも恋愛要素が多かった気がする。
告白の返事をする前に母親との決着をつけるため、いくつもの事件を解決しながらも母親への手がかりを探る栞子さん。持ち込まれる事件も母親がけしかけてきたものもあり、それぞれの事件の謎が気になりつつも、母親という大きな謎にも迫るので短編でありながらも続きが気になる内容だった。
そして母親の恋愛観や考えを聞き、自分もそれで悩む栞子の気持ちを切り払った五浦の一言。ある人にとっては重大なことでも別の視点から見れば何でもないことだったりする。五浦イケメンやわ。
これで母親との話にも区切りがついて、めでたしめでたしかと思ったら。ここでまた最初の災厄のあの人の名前が…。裁判とかなんかでちょくちょく話に絡むからなんかあるとは思ってたけどそうくるかー。次の巻が気になる引きだった。個人的には次が最終巻だといい感じにまとまって終わりそうでいいなあと思う。
印象に残った文章は186pの栞子さんの言葉
『作り話だからこそ、託せる思いもあるんです。もしこの世界にある物が現実だけだったら、物語と言う物が存在しなかったら、私たちの人生は あまりにも貧しすぎる……現実を実り多いものにするために、私たちは物語を読むんです。』
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