
ギャンブル漫画は好きですか?
ライアーゲームや賭ケグルイなどいろんなギャンブル漫画がありますが、
僕が一番面白いギャンブル漫画だと信じて疑わないのが今回紹介する「嘘喰い」という漫画です。
騙すためなら平気で自分の命を賭けのテーブルに置く度胸!予想の斜め上を行く伏線!ギャンブル漫画とは思えないくらいの戦闘描写!
めっちゃ面白いです。
「嘘喰い」のあらすじ
「嘘喰い」伝説のギャンブラー斑目獏が賭博組織「賭郎」のトップに立とうとするお話です。
相手の嘘をすべて見抜き勝利する伝説のギャンブラー斑目獏。通称「嘘喰い」。
彼は、とある目的のために、勝負を取り仕切る組織「賭郎」のトップに立とうとします。
賭郎を手に入れるための条件は今のトップと勝負し勝つこと。
並外れた頭脳と冷酷さを持つ獏は一癖や二癖もある連中を相手にして大金を稼いでいくが…。
公平な勝負を取り仕切る組織: 倶楽部「賭郎」
「嘘喰い」14巻
基本的にギャンブル漫画って勝負をする自分と相手しか注目されないものですが、この漫画では勝負を仕切る「賭郎」と呼ばれる組織が出てきます。
勝負の場を提供し、何人たりも邪魔はさせない。
黒スーツで身を包んだ謎の集団。それが倶楽部「賭郎」
さらに勝負の進行を司る人は「立会人」と呼ばれ、その頭の良さも強さも折り紙付きです。
なんといってもこの立会人がめちゃめちゃかっこいいんです!!
勝負の邪魔をするなら警察だろうが、同じ組織の人間だろうが徹底的に排除します。
嘘喰いの目的は「屋形越え」によりこの組織のトップに立つことです。
「嘘喰い」7巻
そのために必要な条件をクリアするため嘘喰いは様々なギャンブラーと対戦し、大金を稼いでいきます。
勝負がきまったときの相手の崩れる顔が見物
「嘘喰い」10巻
ババ抜きからオリジナルゲームまで様々な勝負が出てきますが、負け=死となる世界でクリーンな勝負なんてものは存在しません。
相手も当然勝ちにくるので当然イカサマを仕掛けてくるわけです。
予想できないイカサマをしてくる相手に対して、相手に気づかせずに看破し罠を仕掛ける嘘喰い。
勝利を確信して相手が崩れていくカタルシスは面白い。
そして何よりこの漫画は伏線の回収がすごいんです!!
相手が仕掛けたイカサマの内容も、そしてそれをどう利用して嘘喰い嵌めたかも、どちらも予測不可能。
週刊連載でどれだけ先を見通して書いてるのか。脱帽です。
バトル漫画1本でやってけるくらい戦闘描写の迫力がすごい
「嘘喰い」33巻
時には勝負の最中に、時には勝負を邪魔にし来る奴らを排除するために、嘘喰いでは頭脳戦とは対極の戦闘が頻繁にあります。
この作品が他のギャンブル漫画と大きく違うのはこの「暴力」があることだと思います。
それもおまけでちょろっと戦うのではなく、がっつりバトルします。
それもめっちゃ迫力のある画力で書いてくるんです!
バトル漫画でも売れそうなくらいのクオリティで読んでてめっちゃテンション上がります。
勝負で勝っても外で殺され奪われたら本当の勝ちとはとは言えません。
嘘喰いは頭脳が桁外れなこととは対照的に体力は凡人以下です。
頭を使う勝負では負けなしですが、力ずくで来られると太刀打ちできない。
そのために嘘喰いは自分の身を守るための暴力に特化した仲間がいます。
その仲間や立会人を巧みに利用する嘘喰いの手腕は必見。
無知な一般人だった梶の成長
「嘘喰い」34巻
そして嘘喰いを紹介するうえで外せないのが、嘘喰いの仲間の梶貴臣です。
度胸も頭もなく闇金に金を借りてはパチンコでパーにする典型的な弱者だった梶ですが、嘘喰いと出会って彼が生きる世界を知って変わっていきます。
ダイの大冒険でいうポップのようなポジションです。
頭も悪くてキモいだけだった梶が命がけの勝負を繰り広げることで、「キモ冴え」と呼ばれるような頭の良さを見せていきます。
梶が戦う賭博勝負はどれも熱い!
おわりに
全49巻と聞くと尻込みしてしまうかもしれませんが、読むともっと続いてくれってくらい名残惜しく感じる名作です!
公式サイトで3話まで試し読みできます。でも面白くなるのは「廃坑のテロリスト編」からなので5巻まで読んでほしい。
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