【ラノベ感想】英雄になれない凡人たちの戦い『灰と幻想のグリムガル/十文字青』

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ネットでおすすめラノベで紹介されていたので購入。主人公たちがいい感じに弱くて面白かったです

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本の情報・あらすじ

灰と幻想のグリムガル/十文字青(オーバーラップ文庫)

おれたち、なんでこんなことやってるんだ……?

ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。

その先に、何が待つのかも知らないまま……これは、灰の中から生まれる冒険譚。

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ゴブリンに苦戦する主人公パーティー

RPGをしたことがある人なら一度は思ったことはあるであろう「ゲームの世界に行ってみたい」という思い。きっとその妄想の中ではモンスター相手に華麗に振る舞い、かっこよく倒してしまうんだろう。

でも本当にその世界に放り込まれて戦って生きていかなければならなくなったのなら?数的優位を崩さずにパーティで取り囲んでタコ殴りにし、種族が違うだけで必死に生きている相手に容赦なくとどめを刺す。たぶん「華麗」といった言葉からはかけ離れた戦いになると思う。

ファンタジーものに最近よくある主人公が強すぎるっていうのではなく泥臭く戦っていく主人公たち。失うものもありながらも地道にレベルアップしていく様子は面白い。ゲームを始めたばかりのため装備も揃ってなくスキルも1つか2つ。結局まともに倒したのゴブリンだけっていうのがなんとも煮え切らない成長の仕方だけど特に才能があるわけでもないとそんなもんなのかもしれない。

序盤はランタとの会話が本当につまらなくて嫌だったけど中盤超えてからはまあまあ。一歩間違えたら死んでしまうという緊迫感があるため戦闘描写は面白かった。今後もギリギリの戦いで度々何かを失っていくとかなら面白くなりそう。

 次の巻の感想

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