【本】『三日間の幸福/三秋縋』人生の価値とはなんなのか

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人生に値段をつけるならあなたの人生はいくらになると思いますか?

そして人生をその値段で売れるとしたらあなたは人生を金に変えますか?

「三日間の幸福」はどうしようもない人生を送っていたクスノキが30年の寿命を売り、残り3ヶ月となった人生をどう生きていくかを書いた小説です。

ネットで話題になって、コミカライズもしてる作品です。

面白く、自分にとってどう生きることが幸せなのかを考えさせるお話でした。

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本のあらすじ

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。

「BOOK」データベースより

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細く長く生きるか短く太く生きるか

よく「細く長く生きるより短く太く生きたい」って言う人がいます。

価値観は人それぞれで、僕は健康状態がいいなら大きなことを成し遂げられなくても長く生きたいなあと思ってます。本読んで音楽聞いてのんびり老後とか理想だよね。今の日本だと老後って概念が無くなりそうですが・・・。

で、もし短く太く生きたいって人が、この寿命を売ってお金に変えるってことができるならするのかなあと思ったり。追い込まれたら本気出すみたいな。

ただ短くても細々とした人生の人もいるし、長く太く生きてる人だっています。

作中でも語られてましたが、人生を金に変えて無理やり短くしたからといって、その人の人生が急に太くなることはないです。

太くしたいと思ったら今の生活から少しずつ変えていかないと無理です。手の届く範囲でできることをしいけば気がつけば遠くまで届くようになってたってことです。

クスノキは残った人生を監視員のミヤギのために生きることに決めました。お金もなくて特別なことはできなくても、ミヤギに話しかけ構ってあげる。簡単なことですが、そこからクスノキの人生は変わります。

自分は特別だと思っていた幼少期、そこから外れて底辺に落ちた現在、それでも「一発逆転できる」と買ってない宝くじに望みをかけるような堕落した人生が、ミヤギのために生きると決めてから日々が楽しくなっていきます。

誰かのために生きることが幸せなのかなあと思います。その人の犬になるとかじゃなくて、自分のしたことを通して誰かのためになることをする。それが愛する一人のためなのか大衆のためなのかは自分が何をするかによって変わりますが。

人生が好転しはじめたクスノキが最後にした行動は予想外でした。面白かったです。

行動と気持ち次第で未来は変えていける。それが誰かのためだとなお良しってことで。自分はどうかなあと思うわけでした。

本編も良かったのですが、あとがきも深いこと書いてるのでそこだけ読むのもおすすめです。

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コメント

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