【映画感想】『億男』お金があれば幸せなのか?いろいろと考えさせられる映画でした。

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先日公開された『億男』見てきました。

宝くじで当てた3億円が友人とともに消えた。ってあらすじから、金と友人を追いかけるドタバタものかと思ってたら予想の10倍くらいシリアスでした。

藤原竜也が教祖としてでてきたりしてネタに振り切ってるのかと思えば、借金を返せれば家族が戻ってくると信じてる主人公に「お前だって金で人を買おうとしてるじゃないか」と突きつけたりと、終始考えさせられる映画です。

デートで見に行くような映画じゃないけど、見たらちょっと自分を見つめなおそうってなる内容でした。

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『億男』のあらすじ

一男は兄弟の連帯保証人になったことで3千万円の借金を背負ってしまい、妻と娘と別居して昼夜働きづめの生活を送っていました。借金を完済できるのは何十年も先。

お先真っ暗な人生を歩んでいた一男はなんと宝くじに当選し3億円を手に入れます。

今度こそ失敗しない。正しくお金を使いたい。と一男は大学時代の親友で、現在は起業家として成功した友人。九十九を訪ねますが、事情を話した翌日3億円とともに九十九は消えてします。

九十九の行方を追って一男は九十九の元仕事仲間を訪ねていくのですが、そこでさまざまなお金の価値観を目の当たりにします。

金とはいったいなんなのか…


映画『億男』コラボミュージックビデオ

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「金がある=幸せ」なのか?

作中で一男は何度も「あの3億があれば家族とやり直せるんだ」と言います。それはもう何度も何度も。

幸せだった家族に訪れた3千万の借金。

突如の借金に一男は返済のことばっかり考え、それが原因で家族と離れてしまいます。

だから宝くじの3億があればまたやり直せると信じています。

でもそうはならなかった。

映画を見てもらいたいのですが、一男の考えと奥さんの考えは一致してなかったんです。

奥さんがお金よりも何を大事にしていたのか。映画を見ていれば納得ですが、もし急な借金が目の前に降りかかってきたら一男みたいになってしまいそう。

藤原竜也のセミナーの闇が深い

九十九の元仕事仲間をたどっていくうちの一人に、藤原竜也が扮する千住という人物がいます。

彼は九十九たちと別れた後、表ではビジネスセミナーの講師、裏では「金から解放される」ことを信条にした悪徳セミナーの教祖として出てきます。

その悪徳セミナーがえぐい。ウシジマくんとかにもありそう内容で最後はみんな財布からお金捨ててました。当然そのお金はきっちり教祖が回収しています(笑)

一男と千住のやりとりで「人は金で買える」の問答があり、そこが面白かった。

一男は常識として買えないと主張するんですが、千住に「お前が今やってることはなんだ?」と問われるのが深い。

一男も3億があれば家族を取り戻せると信じていました。つまり3億で家族を買おうとしていたんですね。

短いシーンでしたが印象的でした。

藤原竜也げっすい役が似合うよなあ。

お金は幸せになるための目的ではなくて手段

ということなんだと思います。

お金がある=幸せでなくて、幸せになるための手段の一つに過ぎない。

お金を稼げば誰もが幸せになるわけではない。人間関係とか日々の充足感だとかが最悪だとお金があっても…。

それが手に入るならお金は二の次って人もいると思います。

だからお金をどう使うのかってことなのかと。

まとめ:でもお金ほしいよね

 まー、どう使うのか悩むのはある程度お金があるからこそなわけで、一男みたいにいきなり3000万円の借金とか背負ったらそんなこと言えるのかは疑問だよね。4

だからやっぱり精神的な幸せを手に入れるためにもお金の勉強はしとこうと思いました。

お金って生きていくうえで欠かせないものなので、見る人によってぐさっとくるシーンやセリフがどこかにあると思います。

お金の話を抜きにするとBUMPの主題曲めっちゃいいし、エンドロールで流れる映像がオフショットみたいでよかったし、

なにより九十九の泣きそうな笑い方の演技がすごかったのでそれを見てほしいです。

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