【本の感想】正しい睡眠の知識を持とう『8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識/川端 裕人,三島 和夫』

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twitterで医療関係の人がお勧めしていたので読破。

睡眠は3大欲求の一つで身近なだけあっていろいろなうわさがあります。

3年前の本だということ+僕自身が医療関係の仕事なこともあって、目から鱗というほどの発見はありませんでしたが、自分が正しいと思っていた睡眠に関することを再認識できました。

不眠の人のために書かれているところもあるので、一度読んで試してみる価値はあります。

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本の詳細・あらすじ

8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識/川端 裕人,三島 和夫

「ぐっすり眠れたからよい睡眠とは限らない」
「不眠=不眠症ではない」
「睡眠時間は人それぞれ、年齢でも変化する」
「日本人の体内時計は平均で24時間10分」
「こま切れの睡眠はNG」
「眠くなるまで寝床に向かってはならない」 「シフトワークは生活習慣病やがん、うつ病のリスクを高める」
「日本人は世界屈指の睡眠不足」

この十数年で長足の進歩を遂げた睡眠の科学。「ためしてガッテン」や「名医にQ」でおなじみの専門家が、最新の研究で明らかになった衝撃の「新常識」を交えつつ、
理想の眠りを解き明かしました。日々のパフォーマンスを向上させたいビジネスパーソンや学生だけでなく、子育てから高齢者の認知症のケアまでを網羅した睡眠本の決定版!

眠れない! あるいは、眠りたい! と思っていてもなかなか改善しないのは、そのやり方が間違っているからかもしれません。
それもそのはず、睡眠に関しては「都市伝説」とも呼べる珍妙な内容も広まっており、本物を見分けるのは簡単ではないのが現状です。

しかも、睡眠の基本は「人それぞれ」。画一的なアドバイスをつまみ食いするだけでは大幅な改善は望み薄です。
本書で解説しているように、睡眠の改善は、その本質を理解したうえで、自分なりのやり方を見つけてこそ手に入るもの。

本書では、睡眠の悩みを抱える作家が最前線で活躍中の第一人者に直撃。睡眠に関わる多くの疑問に焦点を当て、睡眠科学の確かなエビデンスに基づく「正解」を詳しく紹介しています。
日本人の5人に1人が睡眠の問題を抱える悩ましい現実とともに、驚きに満ちた睡眠の本質が明らかに。結果、不眠症の「眠らない治療法」をはじめ、パフォーマンスの向上だけでなく、
生活の質の向上をもたらす理想の睡眠への理解が深まります。睡眠に悩む方々のための必読書、ぜひお読みください。

本書を実際に読んだ医師100人のうち9割が「すすめたい本」に推奨という高い評価を得ました(日本最大級の医療従事者専門サイト「m3.com」が設立した「AskDoctors総研」の書評より)。

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「ベストな睡眠時間は8時間」は間違っている

赤ちゃんと老人に必要な睡眠時間は違います。子供は8時間どころか10時間くらいの睡眠時間は必要ですが老人の平均睡眠時間は6時間程度。

これは老人になるほど身体を効率的に動かしてエネルギーの消費を抑えるからだそうです。

だから「年だから早く寝よう」というのは間違っていて、8時間睡眠にこだわって早々に布団に入ってしまうと翌日めっちゃ早起きするorなかなか寝付けず1、2時間も布団でゴロゴロして、「全然眠れなかった」となるのだとか。

十分な睡眠時間が取れていても布団に入っているのに眠れてないというだけで、不眠だという気分になるんですね。

たしかに年寄りの患者さんで全然眠れないといいつつよく聞いていると昼寝をがっつりしていたり長い時間布団に入っている方もいます。

もちろんほんとに不眠症の人だっているのですが、まずは睡眠の仕方を変えるだけで薬を使わずに改善する人がたくさんいると書いていました。

ただ睡眠に関して大事なことが書いてありましたが本書の大前提として、シフトワーカーは良い睡眠を妨げる。

体内のリズムを一定にするために起きる時間は固定するとなっているので、知識としては知っておきたいけどどこまで実践できるかはちょっと疑問です。

まあそういう働き方・社会の問題はこの本では取り扱わず、科学的に明らかになった睡眠に関することを述べるという旨が序盤に書いてあるので、不規則だから実践できねーよってツッコミ自体ナンセンスなんですが…。

でも知らずに悩むよりも、正しい知識を身に着けたうえでどうにか改善策(転職とか)を考えるほうが建設的だと思います。

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