『ゴブリンスレイヤー1巻/蝸牛くも』感想。ゴブリン殺すべし 慈悲はない

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ゴブリンスレイヤー (GA文庫)

ブログに読書感想書くの久しぶり…と思ったけど前回の記事は漫画のことやったし、あんま久しぶり感ないな。

prime readingで無料で読めるやんってダウンロードしたままにしてたゴブリンスレイヤー1巻をようやく読みました。

面白いやん。アニメ化もしてるしもっと早く読んどけばよかった。

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ゴブリンスレイヤーとは

ゴブリンとはファンタジー世界でおなじみのモンスターです。

小柄な人型モンスターで新米冒険者でも倒すことが可能なモンスター。ドラクエでいうところのスライム。

弱いから当然報酬も少ないのである程度のレベルになった冒険者は見向きもしない雑魚モンスターです。

しかしゴブリンスレイヤーはひたすらゴブリンを倒します。毎日ゴブリンの討伐依頼を受け、ただひたすらにゴブリンを屠り続けます。

ゴブリンに気づかれないように音の鳴らない革鎧を装備し、毒を塗った刃を受けないよう鎖帷子を仕込み、巣穴で戦うのにじゃまにならない長さの片手剣を携え、ありとあらゆる手段を持ってゴブリンを殺します。

他のモンスターに見向きもせずゴブリンの依頼ばかりを受ける姿は他の冒険者から馬鹿にされたりもしますが、そんなことも歯牙にもかけず今日も今日とてゴブリンを殺し続ける。

そんな冒険者が主人公のお話です。

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ゴブリンの醜悪さがすごい

面白いのが徹底的なゴブリンの掘り下げ。

ゴブリンは子供程度の知能を持つ小柄のモンスターです。1体の力は全く驚異ではないのですが、数の暴力と卑劣な作戦で村人や油断した冒険者を蹂躙します。

その行いがえげつないえげつない。捕まったらオモチャにされてポイです。

主人公も村がゴブリンによって潰されたことで復讐鬼となりました。

ゴブリンを殺すことだけに特化した主人公

天性の才能もチートもないし、ゴブリンだけに執着するような変人とは誰もパーディーを組んでくれません。

たとえ凡人の能力しかなくても、一人しかいなくても、ゴブリンを殺すことだけを考え行動にうつしていきます。

考えて試して洗練させていく。

冒険者というよりは職人のような主人公がかっこいい。

ずっとソロだった主人公もゴブリン討伐に出かけて返り討ちにあった新米パーティーの女神官を助けたことを皮切りに、エルフやドワーフといった仲間もできていきます。

キャラクターに名前がなくてみんな種族とか外見的特徴で呼び合ってるのも斬新でした。

ゴブリンも群れをなすとリーダーがいたり、呪術をつかう個体がいたりと一筋縄ではいきません。醜悪なゴブリンとの戦いやゴブリンを倒していく中で上級モンスターのオーガとの戦闘、ラストの大決戦など1巻のなかでいくつもの修羅場があり面白かったです。

冒険といえば悪の大王やドラゴンを倒すようなワクワクするような物語ですが、そんな華やかな冒険の裏側では村人たちは身近に潜むモンスターに日々生活を脅かされています。

そのモンスターをひたすら倒していく変人の冒険者。今までに見ない切り口のファンタジーでした。アニメ化、コミカライズ化しており原作も10巻以上あるのですが、ゴブリンだけでどう話が展開していくのか続きが気になります。

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