【映画】『Fate/stay night [Heaven’s Feel]Ⅱ.lost butterfly』感想。桜が黒くなっていくさまが怖くて息を呑んだ

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1月12日に公開された「Fate/stay night [Heaven’s Feel]Ⅱ.lost butterfly」を見てきました。


劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」 Ⅱ.lost butterfly 本予告 | 2019年1月12日(土)全国ロードショー

見たあとの感想は「重い。でも、だからこそ尊い。」

見てる間はかっこいいとか泣けるとかじゃなくて、

ずっと

やべえ…うわあ…うわあ…やべえ…うわあ…

って思いながら見てました。

聖杯に犯されていくことでどんどん本質が出てくる桜の心理的な肉体的な描写、桜だけの味方となると誓った士郎の葛藤、誰にも相手にされない慎二の嘆き。

すべてが重くてつらい。

ここからはネタバレあり感想なので、見てない人は映画館に足を運んでください。

映画どうこうの前に、そもそもFate/stay nightの話を知らない人は見てもわからないところがあると思うのでAmazonプライムに入会してゼロと凜ルート(UBW)を見て。

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1か月くらい公開してるので余裕があればスマホでDLできる原作もやって。

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ネタバレ殴り書き

一章はHFの持つ独特の不気味さ。

間桐臓硯、真アサシンという新たなキャラクター、得体のしれない影の存在という不気味さが押し出されたおどろおどろしい雰囲気の話だったんですが、今回の話は士郎と桜に徹底的にスポットが当たっていて見ていてつらい。

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桜のどろどろな魅力が十二分に!

桜の陰湿な部分がこれでもかってくらい出てました。つらい。

幼いころに間桐の子になり性的虐待も同然のような訓練を積んで身も心もボロボロだった桜の唯一の光だった士郎。

自分だけの味方になると誓った士郎に長年の思いが爆発して魔力を求める桜がとてもエロかった(全年齢版と18禁版両方やるとは思わなかった。まあ精液が一番魔力が宿るから仕方ないね。) 一応12歳以上の年齢制限あったけど、あれはなかなか強烈なエロさ。

神父なら殺せると言った時や、士郎が危ないところに行かないために士郎が動けないくらい重症になればいいと言った時の無意識の不気味な笑み。

士郎との二人だけの秘密の思い出を凛も見ていたという事実。間桐に落ちた自分をしり目にすべてを持って行った姉が唯一の二人だけの秘密をも持っていくという絶望感。

どこをとってもすごい。桜はほんと可哀そうな子で見ててつらくてつらくて。

そして何より、あの桜 in ワンダーランド。ファンシーなキャラクターたちが出てくるけど原作プレイ済みだと聞いたことがあるモノローグ「くぅくぅおなかが鳴りました」

これはあかんこれはあかん…って思いながら見てたら案の定。いや、それ以上でした。原作ではあくまで影がやってたことっぽい印象だったのに、桜が人の指を…。

原作でこのあとどうなるかわかってるけどほんと幸せになってほしいなあ。

正義の味方を辞めた士郎の葛藤

そして士郎の物語です。

切嗣に誓った「切嗣の代わりに正義の味方になる」という夢。

でもそれは命の重さを平等に計り数の大小で決める、大多数を生かすために少数を手にかける正義でした。(詳しくはZeroを見よう)

でもHFの士郎は「桜だけの正義の味方」になると決めます。

好きで守ると誓った桜が街の住人を大量に殺している影の正体だった。正義の味方を志す士郎にとっては桜は殺すべき悪なんです。

あの葛藤のシーンがすごい心にくる。自問自答するシーンもですが、いざ桜に包丁を振り下ろそうとしたときの走馬燈。

「先輩」と呼ぶ桜の思い出の合間に切嗣と約束したシーンが挟まれてるのがほんとつらい。

これまでの士郎の人生の根底にあった「正義の味方」。自分自身を否定してまで守りたい人がいて…、っていう葛藤があそこに詰まってるのほんとすごい。つらい。

ボロボロ泣くんですよ。あの士郎が。

正義の味方であろうとして、怒ったり笑ったりすることはあっても涙なんて決して見せないような男がボロボロに泣くんですよ。

三章の最高にかっこいい士郎を早く見たい。

慎二の認めてもらえないつらさ

慎二もいいキャラしてました。

一章もそうでしたが原作ではかませみたいな感じだったんですが、アニメになることで慎二はめっちゃ魅力的なキャラになったと思います。

勉強もスポーツもなんでもできるけど、自分が一番認められたい魔術だけは血筋が枯れてしまってどうしようもなくダメでした。

序盤のライダーがやられたときに相手にされてなかったときもだけど、めっちゃ研究した試料にどれだけ力を込めても全く光らなかったのに、桜が掌に載せただけで光ったときは現実を直視させられた感じがしてきつい。

原作にないシーンがすごくいい

原作だと学校での戦闘シーンは昼間で学校にいる生徒や先生は大半が犠牲(重症レベル)になります。藤ねえはそこでドロップアウトするんですが、改変で放課後になってたおかげでみんな生きてました。

藤ねえのとこ削ったんやと思ってたら、まさかの桜との会話!!

あれでイリヤが救われた気がします。マジでこれは良かった。

桜とギルの対峙シーン(食事シーン)。原作だと迂闊だったって感じでギルが退場したけど、映画では威厳を保ったまま退場したのがかっこよかった。

ランサーもだけど見せ場つくってくれるのいいよね。

セイバーオルタvsバーサーカーもすごかった。アーチャーvs真アサシンとの戦闘シーンを比べると破壊の規模が段違いなのは、やっぱ神代の英霊の強さといったところなのか。

オルタになって無尽蔵の魔力があるセイバーオルタは常にモルガーンぶっぱなすし、十二の試練をもつバーサーカーは文字通り不死身やし。

戦闘の規模がでかすぎて、「これ冬木市も消し飛んでるやろ」とか「言峰どうやって隠蔽するんや」って思ったのは内緒。

まとめ

情報量が多すぎて書ききれない!!!

ぜひ見に行って!!僕もきっともう一度見に行く!!

帰ってきてから主題歌のリピートが止まらない。聞けば聞くほど桜の歌なんだよ…。

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