【漫画感想】『ワールドトリガー/葦原大介』チームで戦うとはどういうことか。戦略のすごさがわかる激アツSFバトル漫画【全25巻連載中】

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脳筋同士の殴り合いじゃなくて、頭を使ったバトル漫画を読みたくありませんか?

今回紹介するのは、チーム戦の面白さを僕に教えてくれた「ワールドトリガー」という漫画を紹介します!

週刊少年ジャンプに連載している作品です

バトル漫画ってだいたい1対1で戦って敵を倒すことが多いなか、チーム戦の凄さをこれでもかと面白く漫画です

「勝つべくして勝つ」というのがどういうことなのか。作戦の大切さがよくわかる。

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『ワールドトリガー』のあらすじ

トリガーという武器を使って異世界から来る敵と戦う話です

主人公たちは「界境防衛機関(ボーダー)」と呼ばれる組織に属してします。

ボーダーは街に異世界につながる門から出てくる「近界民(ネイバー)」という怪物たちから住民を守るための組織です。

主人公の三雲はボーダーの訓練生。困ってる人を見過ごせない三雲は、常識知らずな男の子を助けるのだが、彼は地球人ではなくネイバーから来た人間だった。

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多彩なトリオンの組み合わせ

この物語ではトリオンと呼ばれる生体エネルギーがあります。(DBでいう気、H×Hでいう念みたいなの)

トリオンの大小には個人差があるのですが、ボーダーはをトリオンを武器のエネルギーに変換して戦います。

武器は近接タイプの刀、中距離の銃、遠距離のスナイパーライフルといった主要武器と、

姿を隠すアイテムやシールドといったサポートアイテムがあります。

ひとりが装備できる数は決まっているので、自分にあった装備を選ぶことで個性が出てきます。

勝ち負けが予測できない!

ボーダー達は戦闘時には、トリオン体に換装して戦います。

ダメージ受けてもトリオン体が傷つくだけで、生身の体は無傷という便利なシステムです。

負け=死に繋がるようなバトル漫画だと味方って基本的に負けないじゃないですか?

でもワールドトリガーは負けても死なないのでエース級の味方がすぐに脱落することもあります。

トリオン体は一定のダメージを受けると壊れてしまいますが、

それまでは腕が飛ぼうが腹に穴が開こうが痛みを感じず戦い続けることができます。

ボロボロになっても差し違えるチャンスがあるので最後まで目が離せません。

相手の強さを封じるチーム戦の駆け引きがおもしろい!

個性的なトリオンもですが、ワールドトリガーの一番の面白いポイントはチーム戦の書き方が抜群にうまいことです。

たとえば接近戦が圧倒的に強くて、1対1じゃまず勝てないような敵がいたとします。

たいていのバトル漫画なら主人公が覚醒して、接近戦で敵を圧倒して勝利を収めるパターンだと思いますが、ワールドトリガーは違います。

相手の特徴、味方の人数、装備、地形、ありとあらゆるものを駆使して相手をハメます。

「相手の強さを封じて、自分たちの得意を押しつける」という戦い方を徹底しています。

脳筋は勝てません。一人二人は倒せても最終的には分析されて負けてしまいます。

ただ戦うのではなく、どうやって有利な状況に持って行くかの駆け引きがほんとうに面白い!

持たざるもの、三雲くんの成長

そして物語には主要キャラの成長が不可欠。

主人公の三雲はトリオン量は平凡以下、運動神経も波で戦士としての才能はありません。

しかし作戦を練る頭は持ってます。

エース級の実力を持つ遊真がいても彼一人で勝ち抜けるほど甘くはない。

相手を分析し、自分たちの勝ちパターンを作り、自分の個人技にも磨きをかける

三雲が今後どんな成長を遂げるのかも気になります。

おわりに

7巻くらいから始まる大規模侵攻が集団戦の面白さが濃縮されて激アツなのでぜひそこを読んでほしい。

登場人物多いけど主人公チームさえ覚えとけば大丈夫。面白くて繰り返して読んでくうちに自然と覚えてしまいますので。

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