7月に読んだ本まとめ

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8月になりましたね。

この前「今年もう残り半分かー」って言ってたのにもう1ヶ月経ちました。

月日が経つのほんと早いです。

さて、7月も順調に読破した本の冊数が10冊超えました。

それでは行きましょう。

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Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)

ネット小説で有名になり書籍化した際にがつっと売れたらしいSF作品。

いつでもどこでもコンタクトに仕込んだマイクロチップにより仮想空間に行き来でき、遺伝子組み換えを越えた0から遺伝子設計された作物が世界の台所事情を支える未来を舞台におこる事件。

自分が設計した稲に想定外の事態が。原因を解決するために現地に飛んだ主人公たちに想定外の事態に襲われる。って内容です。

読みやすい内容でしたが「最後の方でもう一捻り欲しかったなあ」というのが正直なところ。

でも遺伝子工学が進めば、今のVR技術が発展していけば、この物語のような世界も夢じゃないのかなーと思いました。

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汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)

階段島シリーズ第3巻。このシリーズはタイトルから順番がわからないのがネックですね。

1巻、2巻と階段島でまさかの再開を果たした七草と真辺。階段島に二人がいるということは、彼らを捨てた七草と真辺は何をやっていたのか、という3巻。
現実世界では魔女に自分の一部を捨ててもらうことは都市伝説になっていました。二人以外にも魔女のことを知っている人たちもでてきて。「自分の一面を捨てる」ということの意味を考えていきます。

例え嫌いなものでも魔女に捨ててもらうことが良いことなのか、自分の力で乗り越えないといけないのか。みたいな。

無くしたいものは誰にでもあるけど、それを含めて自分なんだよな。秋山さんの言葉が一番わかる気がします。七草は現実世界と階段島の違いがよくわからんかったです。
新たな魔女が階段島にきて次は大きく動きそう。

盤面の北極星

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— 完熟オレンジ@柑橘犬 (@maturity_orange) 2017年5月11日

例大祭で頒布された東方projectの小説同人誌

完熟pレンジさんとアインさんが「成長」をテーマでそれぞれレイマリと秘封倶楽部のの中編を書いています。
レイマリの話はお婆ちゃんがメインでしたが成長には年輩キャラは必要だよねっていう。泣き虫魔理沙と勝ち気な霊夢はイメージ通りでした。
秘封倶楽部の方は難しかったです。「そのいつかは今だ」って良いフレーズだよね。
蓮子の例えに引くレミリアが可愛かった

凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)

シリーズ最新刊。階段島の秘密や登場人物の関係性が大きく動いた巻でした。

階段島の成り立ちや、魔女であり続けるための条件、堀が魔女になった時から彼女の味方をしていた人物などなど、階段島の真相が目白押し。

真相に驚くとともに魔女のポジションを狙う安達の策略にはめられていく堀が可愛そうでした。でも安達の目的はわからないまま…。

堀の願いが素敵なのに切なぎてどことなく寂しくて、それを支えようとした彼の想いも切なく悲しくて、面白いけど読んでて苦しくなる。

どう着地するのか全く予想がつかないです。

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作。

難病のヒロインと、姉を亡くしちょっと心が壊れた男の子のラブストーリー。

死ぬまで病院から出られないまみずの代わりに、彼女の「死ぬまでにやりたいことリスト」をこなしてそのときの状況を語って聞かせる。

よくある設定だけど、避けられない死が近づいてくるやるせなさがストレートに表されてて、わかってても涙腺にくる。
自分が死ぬこと、死んで残された人たちのこと、いろいろ思うことがあるよね。
今映画やってる「きみの膵臓を食べたい」と被るので読んだ時期がちょっと悪かった。

超一流の雑談力

雑談をうまくこなすためのHowTo本。たかが雑談されど雑談。
うまく会話の続けるにはやっぱり練習が必要なんですね。どちらかというと友人じゃなくて営業先などでいい関係を築くためのHowToっぽい内容でしたが、使えそうなところはものにしたいです。

狼と香辛料XIX Spring LogII (電撃文庫)

ホロとロレンスのアフターストーリー第2段。やっぱりこの二人が最高です。

同時に発売された「狼と羊筆紙Ⅱ」の内容に触れるところがあるので先にそちらを読んだ方が良いです。

甘々な二人のやり取りを堪能しつつも、前回は新たな狼の化身を従業員に雇って「死んだあとのこと」に目を向けた部分もありました。今回はさらに時は進んでいます。
幸せすぎる日々に不満なんてあるはずないのに不安になっていくホロの想いが切なくて、そしてそんなホロのことをよく分かっていてすでに自分にできることをやっていたロレンスがかっこよくて最高でした。
変わり映えのない日々でも毎日何かが起こっている。そういったことを綴っていけばどんな本になるのだろう。ホロはどんな想いで書くのだろう。

 

凍える牙 (新潮文庫)

直木賞受賞のベストセラー。

職場における女性軽視が今よりも強かったときの女性刑事のお話。

女性だからと舐められることに憤慨する音道と、貧乏くじを引かされ彼女とペアを組んだ滝沢の心情が交互に描かれて、互いにどう思っているのかの対比ができるのが面白い。

お互いに嫌っているけど上から決められた二人一組なので別行動をするわけにもいかず…、まあどっちも強情だよね。

孤高なオオカミ犬という存在に、職場でも一人奮闘する音道が知らずに憧れているのが印象的。

会話もメールも 英語は3語で伝わります

実践的な英語を身につけるポイントが掛かれたHowTo本。本棚で目立つところに積まれていました。
SVOを基本に受け身を使わない、無駄な言葉を使わない、否定形を使わない、などなるほどなーと思うことが書いていました。
ただ今から英語を身につけようって人がこれ読んでも多分無理です。どちらかというと高校レベルの英語ができる人が無駄をなくすために読む本っていう印象。
直訳すると複雑な英語になってしまうからいかに言いやすい日本語に変換するかってのも大事なぽいんとだよね。

魔王 /伊坂幸太郎(講談社文庫)

『他人に自分が思ったことを喋らせる能力』を持った安藤。自分で考えることを常に言い聞かせてきた安藤は、ファシズムの道を進もうとする日本に違和感を抱き始める。

なんとなくで流されていく日本人とそれに違和感を持ちなんとかしようと思う安藤。

このまま政治戦争の流れかと思ったら中盤であっさり終了。

後半はその弟の話が始まるんでうが雰囲気ががらりと変わっており、なんとも消化不良な内容でした。

「お前たちがやってることは検索で思索ではない」って言葉が一番印象的だった。
集団心理とかファシズムの怖さとか。よくも悪くも流されやすいのが日本人だよねーって感じです。まあ自分のその一人なのですが。
同じ作者のモダンタイムがこの魔王と同じ世界の話だそうなのでそちらを読めば腑に落ちるのかな。

ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!

ウシジマくんのシーンを引用しながらホリエモンがお金についていろいろ述べる本。vsってなってるけど全然対立してないです。むしろ共感してます。

タイトル通りお金を前面に出しているが語っていることは他の著書と同様。

変なプライドを持ってると破滅する。お金<信用。自分で考えて行動する。リスクマネジメントをしっかり。怪しい儲け話には乗らないなどなど。言われたらハッとすることも多いけど実践していくのは難しいよね。
とりあえあずウシジマくんを買ったのでこっちを読み進めいきます。

以上です。

月間ベストをあげるなら階段島シリーズと狼と香辛料かな。

今月の目標も10冊以上。

そしてブログももっと更新します。

8月も頑張っていきましょう!

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