野﨑まど短編集2冊目!
前作は終始笑いっぱなしでしたがこの作品もなかなかでした。
耐性がついた分イラストとかが出てきても驚きはしなかったんですが思わず笑ってしまうのがいくつもあり面白かったです。
本の詳細・あらすじ
独創短編シリーズ (2) 野﨑まど劇場(笑) /野﨑まど (電撃文庫)
読んで爆笑! 超個性的・独創短編シリーズ!
鬼才・野﨑まどの謎センスを存分にお楽しみあれ!「電撃文庫MAGAZINE」連載の、図ありイラストあり、挙句はQRコードすら載った奇文珍文目白押しの短編が、1冊にまとまって文庫で登場!
OLと退魔師、深窓の令嬢、ソムリエ、秘密結社、神主と破魔矢、人妻、大作家とコメ欄、徳川将軍とオーク、黄門さま、モーゼといった不可解極まるキャラクターたちが織りなす爆笑必至の物語の数々!
雑誌連載分に加え、恒例ボツネタ&書き下ろし+αとボリューム満点でお送りする、編集部の狂気を感じる短編集!
――この本を読んだ時、あなたは『賢者』へと覚醒する。
自由すぎる短編集第2段!
前作でイラストアリ棋譜ありと、ライトノベルの自分のイメージを大きく壊した『野崎まど劇場』でしたが今作もなかなかのぶっ飛びぶりでした。
カバー裏、巻末広告欄など使える所は全て短編小説が載ってます(笑)
キノの旅のあとがきもいろんなところで自由にやっていましたがそれに負けず劣らずって感じでした。
内容も猫の写真(撮れてない)をひたすら並べていたり、鉄オタのような知識を詰め込んだ短編だったり、お店の前に置いてあるブラックボードをひたすら載せてたりなど
扱うジャンルも幅広く自由でした。
特にニコニコ静画の小説版をネタにした「ワイワイ書籍」
大相撲の実況をライブ映像じゃなくて相撲フィギュアを使って再現する「大相撲秋場所フィギュア中継」
手術の様子を動画投稿して人気を集める(なろう小説の医者版)「白い虚塔」
がツボでした。
「こんな自由にラノベをやっていいのかっ!?」ってのは前作で衝撃を受けたので今作は度肝を抜かれるようなのは少なかったですが、それでも読んでて思わず吹き出してしまう作品ばかりでした。
またネタが貯まったころに第3段を出してほしいです。
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