タイトルに惹かれて読破。
「趣味は得書で、仕事も読書」なバツイチ、肥満、出無精の著者がおすすめ本を紹介したコラムをまとめたものです。
女性雑誌に連載されていたため女性向けの本も紹介されて、いろんなテーマを取り上げており、読みたい本を充実させるのに大いに役立ちました
本の詳細・あらすじ
ホンのお楽しみ/藤田 香織 (講談社文庫)
アラフォー、負け犬、女子力皆無。趣味は読書で仕事も読書。
増え続ける体脂肪と減り続ける貯金に怯え、ひきこもりに拍車がかかる。そんな“だらしな書評家”が、日常の悩みや疑問を、クスリになる本の紹介と共にスッキリ解決!
共感&驚愕たっぷり、迷える女子人生の小さなバイブルになる、痛快エッセイ。
最強フレーズ「趣味は読書で仕事も読書」
女性向けファッション雑誌「FRaU」に2002年3月12日号から2004年7月13号まで連載されたいたコラムを加筆修正しまとめた本。
テーマ毎回いろんなテーマでコラムを書き、最後にそのテーマに沿ったおすすめ本を3冊紹介するという形式で進んでいきます。
内容も面白かったのですが、まず何よりあらすじの「趣味は得書で仕事も読書」ってフレーズがすごい良いよね。
好きなことを仕事にするのが可能なのはクリエイティブな趣味だけかと思ってましたが、どう面白い科を書く力があればこういう道もあるのね。
著者は肥満体系を何度もネタにしているのですが、『だらしな日記』という著者の生活を公開しています。これがもうほんとにいかに著者の日常性あk津賀だらしないかを物語っているらしい。面白そうなのでこの本もいつかチャレンジしたいと思います。
数行の説明で「読みたい」と思わせる書評がすごい
美容、ダイエット、恋愛、仕事、一人旅、スポーツ、買い物欲、加害者の気持ち、今後の生活などなど様々なテーマでコラムが書かれてます。
著者の愚痴を吐露したコラム自体クスっとくるんですが、必ず最後に「このテーマでおススメする3冊」が紹介されており、この紹介が読書欲を掻き立てられる。これ面白そうだなってメモを取りながら読んでいたら最終的に読みたい本が20冊超えてました(笑)
有名どころから初めて知った作家さんまでさまざまで、まだまだこの世には読んだことない素敵な本がいっぱいあるんですね。
本のことには数行しか触れてないのに読者に「面白そう」って思わせる文章力がすごい。
僕は本1冊に毎に感想を書いてますし、「おすすめの本まとめ」みたいなのもよく参考にしますが、本をごり推すのではなく、記事に添える感じで紹介する。
こういう本の紹介の仕方素敵です。こんな書評が書けるようになりたいです。
少し古いので最新の本はないのですが、読書欲を掻き立てられること間違いなしです。
読んだことない本と出会いたいならおすすめ。
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