【小説感想】泉水子に隠された秘密とは!?『RDG レッドデータガール はじめてのお使い/荻原規子』

本・漫画
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アニメにもなり気になってたので購入

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本の情報・あらすじ

RDG レッドデータガール はじめてのお使い/荻原規子(角川文庫)

世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。しかし、高校進学は、幼なじみの深行とともに東京の鳳城学園へ入学するように周囲に決められてしまう。互いに反発する二人だったが、修学旅行先の東京で、姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が――。現代ファンタジーの最高傑作、ついに文庫化!

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和風ファンタジーの最高峰!との謳い文句だが…

前から気になってはいたのだが、アニメ化され原作も完結したのを機にやっと購入。

上橋菜穂子の「守り人」シリーズと同様、アニメ化されはしたが青年向けのファンタジーであり、すらっと書かれた文章は読みやすい。

主人公の泉水子は極度の引っ込み思案で自分に自信のない冴えない少女だが実は本人も知らない秘密が隠されており、幼なじみの深行はイケメンでいろいろと万能で泉水子を守る「山伏」として不承不承泉水子のところへ転校してくる…と、よくある少年漫画を男女逆にした感じ。

…確かに読みやすいし、前評判が高いので今後の展開がすごいのかもしれないが、この巻だけでいうならそこまで面白くはなかった、というのが正直な感想。まったくつまらんかったわけではないし、読むのが苦痛とかそんなことはなかったんだけど、なんか盛り上がりに欠ける。シリーズもので次から物語の舞台を東京に移すみたいなので、この巻がプロローグ的な役割だったのはわかるんだがそれでもなんかぐっと引き込まれるわけではなかった。

今回の犯人にしても泉水子の秘密にしても、「そうだったのか!!」ていうよりは「へー、そーなのかー」って感じ。犯人なんか登場した時から胡散臭さが半端なかったし。出席番号が―とか言われても、そんな描写なかったから、あ、そうなんですかとしか。泉水子の秘密に関しては今後もっと掘り下げがあるはずなのでこんなもんでいいのかもしれんが。

続きはどうすっかな。アニメ見ようかな。

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