長編読んで疲れたのでサクッと読める短編を。
2014年の紅楼夢で購入したサークル:一支國幻想同好会(凄い名前)の「この世界にてきみを待つ」。完熟オレンジさんとアインさんの2つの短編が収録されてます。
紅楼夢で買ったときに読んで以来。
2つ合わせても100頁ちょっと。短時間で読めます。
表紙からわかりますがレイマリ小説です。二人の作者の思うレイマリ像が叩きつけられてます。
レイマリは王道でいいよね
王道直球のレイマリはいいよね。
「きみは遠く、わたしに近く/完熟オレンジ」
突如音信不通となった魔理沙を霊夢が探すお話し。時折影と声は聞こえるものの姿を見せなくなった魔理沙。最初は悪ふざけかと思った霊夢ですが、それが1ヶ月も続くとなるとさすがに不安になって方々探し回り始め…。
作者がPixivにサンプルを上げてくれてます。
珍しく霊夢が能動的な作品でした。
まあ神隠しって言ったらあの妖怪しか思い浮かばなくて、結局その妖怪だったわけですが。
そこに至るまでに色んな妖怪たちののとこに行くのですが、徐々に余裕のなくなっていく霊夢に「早く合わせてやれよ」と思わずにはいられない
霊夢が魔理沙を追っかけるレイマリはあんまり見ないのでなんか新鮮でした。
ラストの二人が出会うシーンあとをもっと読みたかったなあ。
「あなたの世界を救う人/アイン」
なんと全文読めます。
霊夢と魔理沙の生い立ちを、霊夢・魔理沙・魔理沙の父の3人の視点で交互に展開していくお話し。3人の視点で話が進むけど主役は魔理沙です。
村人Aとして普通の人のまま普通の人生を送る事に我慢ならなかった魔理沙が家を飛び出し頑張って魔法を習って、頑張って鍛錬して、それでも霊夢とは圧倒的な差があり絶望して、親父と話してまた頑張ろうとします。
頑張る魔理沙かわいい。
姉妹同然の環境で育ったレイマリの関係性も良いけどそれ以上に魔理沙の父親がいい味を出してました。年の功ってやつですね。
どっちも短編なんで物足りない部分もあるんですが面白かったです。レイマリはいいぞ。
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