【ラノベ感想】対照的なチームとの共同戦線『灰と幻想のグリムガルlevel.5 笑わないで聞いておくれよ/十文字青』

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新たな仲間が加わったハルヒロたち。失ったものはでかいけど少しずつ成長していってます

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本の情報・あらすじ

灰と幻想のグリムガルlevel.5 笑わないで聞いておくれよ/十文字青(オーバーラップ文庫)

「……で、これ、何だと思う?」

 ワンダーホールに来てから数ヶ月。

ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。

そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。

前回……たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。

それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。

踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。

 灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。

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 対照的なチームとの共同戦線

クザクがパーティーに加わってから数か月、ハルヒロ御一行は前巻であんなにギリギリの戦いをしたウストレルをノーダメでボコれるくらい強くなってました。クザクもパーティーに馴染んでるみたいでよかった。

今回はこれまでちょくちょく登場してたお調子者のキッカワが所属するチーム:トッキーズと共に新ダンジョンに挑みます。新しいダンジョンはこれまでとは違い“ある制約”がかかったステージで…。

前のオーク討伐では集団戦ながらもチーム単位で行動してたが、合同探索となると否が応でも相手と交流しながら進まなければならず、そこでトッキーズのリーダー:トキムネ考え方の違いにハルヒロはまた悩むことに…。

騒がしい、もとい明るいトッキーズは基本的にケセラセラ。危険が潜んでいてもなんとかなるといった感じで進んでいくので、慎重に慎重を期すハルヒロとは対照的。

でもビビりまくるハルヒロの気持ちもよくわかるよ。ずば抜けた実力があるわけもなく、既に2人も仲間を失ったんだから慎重になるのも当然。判断を間違えたらまた仲間を失うかもしれないって恐怖から逃げずに向き合ってるハルヒロは勇敢だと思う。ストレスで胃に穴空いてたりせんよね?

それにしてもトッキーズのメンバーが濃い。小説だから会話文でしか出てこないのに濃い。ハルヒロらはランタが一人が喧しいだけ(それでもおなか一杯だが)だが、お調子者と厨二病と好戦的なのとエセ外人と不思議ちゃんとすごいメンバーが揃ってるトッキーズは当社比3倍くらいうるさい(笑)。でも彼らの大半がジョブチェンジしてるので実はみんな壮絶な経験をしてきてるのかもしれない。

そしてリーダーとして悩みながらも、ハルヒロにはさらなる悩みが…。仕方ない、ハルヒロも男の子やもん。パーティーの半分が女の子で、気になってた人が新入りとなんか怪しかったら疑ってしまうよな。

そんなハルヒロにも春が訪れようとしていて…。

ラストの発言の真意を知りたいから早く続きでんかな。そしてコミカライズおめでとうございます。

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