2018年12月最終巻8巻出ました!
みなさんは百合漫画を読みますか?最近は社会的にも同性愛の認知度があがってきてる気がします。
今回僕が紹介するのは社会人百合漫画です。
2DK、Gペン、目覚まし時計。
百合と言っても女の子同士が恋愛感情全開でラブチュッチュしているのではなく、ルームシェアしている友人関係の女性二人を中心に描かれるがほんわか日常漫画です。
始めの方はキュンキュンするわけでも腹を抱えて笑えるわけでもないけどなんか癒される~って感じなんですが、徐々に恋愛の要素が強くなってきて面白くなっています。
2017年に第3回次に来るマンガ大賞にノミネートされていました。
『2DK、Gペン、目覚まし時計。』のあらすじ
家事も仕事もバリバリこなすOL香月奈々美と、年上なのに子供っぽくて漫画家を目指す藤村かえでの二人の共同生活を綴った百合漫画です。
オンでもオフでもしっかりものの奈々美ちゃん。欲望にまっすぐで生活能力皆無のかえちゃん。
正反対な性格の二人ですが、正反対だからこそかっちりはまった二人の日常をゆるく綴っています。
百合漫画なんだけど恋愛要素は薄目の作品です。
LikeとLoveの間を揺れ動く
『2DK、Gペン、目覚まし時計。/大沢やよい』1巻
こういう同性愛の漫画だと「自分は女性が好き」と認めはじめっから好きな子に猛烈アピールしたりするのが多いように思います。
しかしこの漫画では奈々美ちゃんが彼氏に振られるところから物語は始まります。
上京して遠恋となった彼氏に振られ、そのときに「女が好きなんだろ」と言われてしまう奈々美ちゃん。
確かに同性が好きということは事実なんだけど、一緒に住んでるかえちゃんには全くそんなつもりはない。
一線を越えてしまうような場面でもそういう気にならず、あくまで良いルームメイトとしてこれまで過ごしてきてこれからも過ごしいくだろう・・・と思っていたのですが徐々に奈々美ちゃんの中でかえちゃんへの想いが変わっていきます。
LikeからLoveに変わっていくところってほんと読んでてきゅんきゅんするよね。
5巻の引きからの6巻の最初の話がもう最高でした!!
方言がめっちゃ可愛い
『2DK、Gペン、目覚まし時計。/大沢やよい』1巻
物語の舞台は東京ですが奈々美ちゃんは博多から上京しており、家にいるときは博多弁になります。
このギャップがほんと可愛い。
「なんや私一人でもやれるっちゃよ!人って成長するものなんね!」
「バリうまかよ!!かえちゃんもはよ食べんね ヤバいこれ!」
方言女子っていい。すごくいい。このオンとオフのギャップが素晴らしいです。
そして方言女子は奈々美ちゃんだけではないんです。
二人の関係に大きく変化を与えるキーパーソン:葵さんは京都弁の年上女性。
「せやったら今日もデートやん 2回目やな」
「『寝る』って聞いて何考えててん?」
と京都弁も負けず劣らずの可愛さです。(葵さんの大人の余裕が好き)
方言女子良いよね!
主人公の周りの人たちの関係も気になる
「2DK、Gペン、目覚まし時計。」3巻
類は友を呼ぶということわざがありますが、この漫画には互いの仕事仲間の女性も登場します。
そして彼女らも普通の女性のはずなんですが、次第にLikeとLoveの間を行ったり来たりしていて、巻が進むごとに百合の人物相関図が徐々に大きくなっていってます。
奈々美の職場にいるカタカナをよく使って意識高い系のルー子。
漫画の連載を競い合ったり互いのアシスタントをして助け合う最年少のこゆきちゃん。
手のひらで転がす魔性の年上女性の葵さん。
そして最新刊では奈々美の学生時代の後輩で一途に想っていた万尋ちゃん。
といろんな女性が出てきます。
彼女らが二人にどう影響を与えるのかが気になって読んでて楽しいです。
おわりに
ガチレズみたいな濃い百合漫画ではなく、ソフトな雰囲気の社会人百合漫画。
ちょっと気になるなーって人は試し読みできるんで読んでみてください。
このゆるい雰囲気が好きな人はきっと読みだしたら止まらないはず。
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