こんにちは。コジです。
令和になった日2019/5/1に結婚をしました。
諸々あって親族・友人を呼んだ結婚式や内祝いはしないんですが、それでも幸いなことに家族からだけでなく親戚のおっちゃんおばちゃんらからも結婚祝いをいただいきました。
お祝いをもらったら当然お礼を贈るわけですが、そのときに父から「お多芽(おため)を用意しておくんやで」と言われました
おため?
なにそれ?
職場の方に聞いてもほとんど知ってる人もおらず四苦八苦しながら用意したので忘備録として残しておきます。(忘備録って言っても今後使うことはないけど)
お多芽とはお祝いのお返しのひとつ
昔は重箱に入ったお菓子などを頂いたら、容れ物をお返しするときに「ちゃんと洗ってますよ」という意味を込めて中に懐紙(半紙みたいなの)を入れてお返ししていたそうです。
そこからお祝いを頂いたときのお返しには懐紙を添えてお返しするようになったのがお多芽の始まりだと言われています。
また偉い人だと小間使いのものがお祝いをもってくることがあったので、手間賃としてそこに少しばかりのお金を渡していたのだとか。
それが転じて頂いたお祝いの1割をおための袋に入れてお返しするようになったそうです。
親に「1割のお金をちゃんと返すんやで」って言われて、ずっとお金を返すことがメインだと思ってたのですが、お多芽の一番大事なのはお返しの品に懐紙を添えることで、お金のお返しはそのおまけみたいです。
お多芽の袋は結納用品を取り扱ってるお店にある
お多芽用のお祝袋は夫婦紙とも呼ばれ、普段結婚式に呼ばれたときに使うご祝儀袋は違います。
最初はスーパーとかロフトとかのご祝儀袋おいてあるコーナーに探しに行ったのですが、ローカル風習で需要がないのでそれらしいものはありませんでした。
なのでお多芽用のお祝袋は結納用品を取り扱ってるお店やネット通販を活用しましょう。
お店にはいくつも種類がありました。新郎側のお返しなのか、新婦側のお返しなのかで封筒の色が違うそうです。(新郎は緑、新婦はピンク)
表はこんな感じ。
裏にはお返しのお金を入れる封筒がついています。
先程、お多芽は懐紙をお返しすると書きましたが、店員さんによると最近は懐紙を頂いても使い所がないので最近では代わりに金封を包んだものが多いのだそうです。
僕が買ったのにも5枚金封が入っていました。
お多芽は幸せのおすそ分け
店員さんに「お多芽は幸せのおすそ分けですからね^^」
って言われました。自分たちが幸せになってお祝いしてもらったからそのお返しとして金封を包んで渡す。その金封を使ってまた誰かをお祝いする。という幸せスパイラル。
最初はお金返すってなんでなん?って思ったけど意味がわかると必要なことに思えます。
「誰かが幸せになると、自分もちょっぴり幸せになるよね。君が幸せになると、私も幸せ。私も幸せになると君も幸せ。ずーっと、ずーっとくりかえして。ほら、幸せスパイラル」 (神北小毬:リトルバスターズ)
みんな幸せになーれー
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