最新刊まで追いつきました。
書いてあることは相変わらず難しいけど面白い。作者の頭の中どうなってんだ。
本の詳細・あらすじ
風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?/森博嗣(講談社タイガ)
聖地。チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下、長い眠りについていた試料の収められた遺跡は、まさに人類の聖地だった。ハギリはヴォッシュらと、調査のためその峻厳な地を再訪する。ウォーカロン・メーカHIXの研究員に招かれた帰り、トラブルに足止めされたハギリは、聖地以外の遺跡の存在を知らされる。小さな気づきがもたらす未来。知性が掬い上げる奇跡の物語。
聖地に隠された謎とは
今回は一層哲学的な内容でした。
前巻のラストで明かされた冷凍保存された昔の人々の死体。
何故冷凍して後世に残そうとしたのか。真賀田四季の意図は今はまだ全然わかんないけどどう展開していくのやら。
明らかに戦争から守られるように設計された遺跡に保存された死体たち。
そして別の場所では巨大な人の頭部を模した(当時の)ハイスペックな装置も見つかりこれらが何のために作られたのか、今後どう関わっていくのかがすごい気になる。
ついに人間とウォーカロンのハーフが
そしてシリーズ序盤ではその可能性があると言われてたウォーカロンの生殖機能。
なんと今回人間とのハーフが出てきました。やばい。
こうなってくるとほんと人間とウォーカロンを区別する必要があるのかわからなくなってくる。
初めは機械だったけど今では人間と同じ細胞を培養していて、子供から大人まで成長し、子供ができない人類と違って子供ができる。
そうなるとほんと難しい。今のところ主人公のハギリ以外は機械を使わないと人間とウォーカロンを判断できないくらい違いがない。
百年シリーズとの繋がりが徐々に明らかに
読んだのがかなり前なので名詞では全然ピンと来なかったんですが、ネットでは結構話題になってました。
砂で描かれた曼陀羅とか「口にすれば果てる」とか。
時間作ってシリーズ全部読み返したい。そんな時間がほしい。
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