自己啓発本を小説に落とし込んだ名作。
久しぶりに読みたくなったので書店で購入。いつの間にか2とか3まで出てるのにびっくり。
本の詳細・あらすじ
夢をかなえるゾウ/水野敬也(飛鳥新社)
ダメダメな僕のもとに突然現れた、ゾウの姿をしてなぜか関西弁で話す、とてつもなくうさん臭い神様“ガネーシャ”。聞けば、ナポレオン、孔子、ニュートン、最近ではビル・ゲイツまで、歴史上のキーパーソンは自分が導いたという…。しかし、その教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの!?TVドラマ化、アニメ化、舞台化された、ベスト&ロングセラー。過去の偉人の具体例から導き出される、誰にでもできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、笑って、泣けて、タメになる、まったく新しいエンターテインメント小説。
自己啓発本を読んでも何もしないなら買わない
以前にも読んだことあるが古本屋で100円だったので購入。
10年近く前の本で正直もうメディアミックスされすぎてますが、今読んでも刺さります。
自分を変えたいと思い自己啓発本を読み漁り、読んだその時は出来る気がするけど3日も経てば元通り。
そんな経験をしてる人は多くいます。私もそうです。
「7つの習慣」を読んでは実践しようと誓い何もせず…。勉強や筋トレを始めようと思っても続かない…。
本書はそんな自分と同じような主人公は酔った勢いで「変わりたい」と願ったところ、関西弁を喋るインドの神様ガネーシャが現れます。
半信半疑ながらもガネーシャの課題をこなしていく主人公は少しずつ普段の考え方・行動を変えていく…という自己啓発本と小説を組み合わせた内容です。
自己啓発本をたくさん読む人は出題される「ガネーシャの課題」の内容が物足りない、もしくはどこかで見たことある内容だと思います。
相手の喜ぶことをするとか、人の長所を盗むとか
それでもこの本が他の自己啓発本よりも良いのは、ガネーシャが主人公に「なぜダメなのか」を偉人の話を交えながら説明するところ。
主人公と一緒に自分が怒られてる気分になります。
まだ何もしてないのにこれからする未来に大きな期待をする。それだけで「今」に何も力を注いでいない
とか耳が痛くなる。
「自分が期待しとるような成功の秘訣は教えられへん。そもそもそんなもん存在せえへんのや。」
(略)
「もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで」 (254頁)
本書ではとにかくやってみることを何度もガネーシャは言います。
ガネーシャの課題は全部なにかしら行動することです。
そんなわけないやろと否定するのは楽ですが、それだと今までと何も変わらないというのはこの本でよく分かったので今後の行動を変えていくきっかけになればいいと思う。
とりあえず「1日なにかをやめてみる」という課題を実践するために、時間をとってなんのプラスにもならないソシャゲのアカウントは削除しました。
これで空いた時間を自分のために使えるようにしたい。
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