xxxHOLiCの雰囲気と西尾維新の言葉遊びの融合とか最強じゃないですか?
本の情報・あらすじ
xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル/西尾維新(講談社文庫)
生まれたときから「あやかし」を視る目をもつ四月一日君尋。自身の目に辟易してた彼だが、ひょんなことからとある店のお手伝いをすることに。その店は「願い」を持つ者だけが見ること・入ることができる特殊な店で、店主である壱原侑子はどんな願いも叶えるが願いにはそれ相応の対価を必ず要求する。「あやかしが視えなくなるようにする」という願いのため、四月一日は毎日侑子さんのお手伝いをすることで様々な人とあやかしに関わりながら少しずつ対価を払っているのであった。
xxxHOLiC×西尾維新
ヤングマガジンに連載してたCLAMPの作品「xxxHOLiC」(今はまた「×××HOLiC・戻」というので連載再開してるみたい)を西尾維新がノベライズ化。3つの短編が収録されている。
どの短編にも四月一日と侑子、その章の人物の3人しか出てこず、百目鬼やひまわりちゃんといったおなじみのメンバーは出てこずにシンプルなつくり。
アウターホリックではやってはならないことをついしてしまう女性が
アンダーホリックでは死んだ友人から毎日メールが届く女性が
アフターホリックでは四月一日とは異なる「目」を持つ男性が 出てくる。
化け物や戯言ほどで西尾節がきつくなかったので回りくどくはあるが読みやすい。あやかしの話というよりはあやかしに絡めた人間の醜さや深層心理に重きを置いた話だった。最初が一番面白くて、最後は意味わからんかった。最初が一番xxxHOLiCらしくて、進むにつれてどんどん西尾維新の要素が強くなっていった。
xxxHOLiCが好きなら一つ目は面白いと思う。でもxxxHOLiCと西尾維新両方が好きならxxxHOLiCは漫画で楽しんで、西尾維新は彼の著書で楽しんだ方がいいかも。好きなものが合わさったからってより良くなるわけではないなと。あと副題の意味がよくわからんので誰か教えてください。
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