このシリーズもだいぶ続いてきました。
この話は「魔法少女育成計画」の生き残ったキャラが出てくるので先にそっちを読んでおいた方がいいですよ。
前の巻の感想はこちら
本の情報・あらすじ
魔法少女育成計画 limited(前)(後)/遠藤浅蜊(このライトノベルがすごい!文庫)
(前)
「あなた達は魔法の才能を持っているのよ」放課後の理科準備室に現れた妖精は、そう告げると、室内にいた女子中学生達を魔法少女へと変えてしまった。「魔法少女になって、悪い魔法使いからわたしを助けて!」まるでマンガやアニメのような展開に、色めき立つ少女達。誕生したばかりの七人の魔法少女は、妖精に協力することを約束するが……。話題のマジカルサスペンスバトル、ついに第三幕スタート!
(後)
追う者と追われる者。狩る者と狩られる者。結界で限定された空間を舞台に、魔法少女達の命を賭けた“追いかけっこ”が繰り広げられる。次々と倒れていく魔法少女達。刻々と近づくタイムリミット。状況は常に変化し続け、三つの陣営の思惑は入り乱れる。敵味方の立場さえも激しく入れ替わる血みどろの戦いの果てに、最後まで生き残るのは、そして目的を遂げるのは誰なのか?話題のマジカルサスペンスバトル、第三幕の完結編!
キャラ名覚えないと目まぐるしく変化する状況についていけない
現在発売されてる「魔法少女育成計画」シリーズ最新作。
上巻の表紙は魔法少女「7753」 能力は「ゴーグルで相手の能力がすべてわかる」
下巻の表紙は魔法少女「ウェディン」 能力は「約束したことを必ず守らせる」
新しいのが出てくるたびに魔法少女の能力と破壊規模が大きくなってないか?今回はクローズドサークル内・タイムリミットありの中で三つ巴の戦いが繰り広げられる。
前作もそうだけどまず名前とキャラの要旨・能力を一致させるのが大変。しかも魔法少女の時と人間の時の名前も一致させなあかんし。登場人物紹介のところで人間名も併記してくれ。
上巻は主要人物全員登場と能力などの説明に費やし下巻で一気に物語は展開する。魔法の使い方の意外な応用。物理的な能力だけでなく様々な能力を駆使することで敵味方の垣根すら超えて入り乱れる展開は面白かった。戦闘の規模が大きくなりすぎて一般人の被害者でまくりでなんかもう魔法少女の存在隠す気ないよな。記憶いじればってレベルじゃないだろ。
しかしまあどの話も威勢のいい奴がかませで死ぬのは変わらんのね。ああ、死にそうって思ったやつがやっぱり犠牲者第一号だったよ…。
前作「restart」ではスノーホワイトが登場し、今回はもう一人の生き残りリップルが登場する。やっぱリップルの方がスノーホワイトより好きだわ。隻眼・隻腕になってよりかっこよくなった。
死んで欲しくないキャラが悉く死ぬのは残念だった。裏で糸を引いている人物やラストの落ちは予想外で今後の展開に期待してしまう。スノーホワイトvsリップルは確定かな。変に引き延ばさず次の巻でやってほしいな。
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