この夏一番衝撃的だった盤。まさか雨天さんが完全に復活して音楽活動を再開するなんて…。
しかもこの4人とかRainyBlueBellがニコ動を騒がしてた頃から好きな人なら買うしかないメンツです。
ライブ最高でした。
CDジャケット・XFD
XFDの最初に出てくる「パネーヴァイブスでめっちゃぶちかます」がほんと最高です!めっちゃライブで聞きたくなります!
【XFD】同窓会 / 昭和カルテット
トラックリスト
01.出陣の刻
02.パネーヴァイブスでめっちゃぶちかます
03.御家芸
04.Romancing Summer
05.あめてん亭けついき「繋ぎ」
06.現実逃避
07.スカベンジャー
08.昭和の残骸
09.同窓会
10.一本締め
MCもMIXもみんな同年代!
このアルバムはラッパーを始め、トラックメーカー、Mix、マスタリング、ジャケットなどCDに関わることすべて(プレス業者と司芭扶のおかんは除く)を同年代のメンバーで作ったという面白いコンセプトで作っています。
「この人も同年代なん?」って人もいたのでびっくり。
個人的にはトラックメイカーのGEN-ZOさんが同年代だということが意外でした。失礼ですがもうちょい上の世代かと思ってました(笑)
あと今回の盤にはK’sさんがいないっても大きな特徴かなと。魂音泉メンバーはソロにしろなんにしろほぼ必ずK’sさんが関わっていたんですが、コンセプトが同年代なので今回はなし。
その分いろんなトラックメイカーが参加していていて面白かったです。
ただAOさんがラップしながらもトラック提供4曲、Mix6曲という半端ない仕事量でしたが。
グループ名通り昭和感の漂う1枚
「パネーヴァイブスでめっちゃぶちかます」のインパクトが強すぎてXFDではそうは思わなかったんですが、アルバムを通して聴いたらそんな感じ。
曲も未来のことよりも昔のことを歌詞にしたものが多く、歌詞を見ていて懐かしいなあって思うことが多かったです。僕が昭和カルテットと同世代なのでなおさら。
(昭和と平成の境目に生まれたので厳密に言うと昭和のなかで育ったわけではないのですが)
あとAOさんがFAKE TYPE.では見せないラップが聴けたのも良かったです。FAKE TYPE.のときのAOさんは綺麗すぎるんだよなあ。
パチスロ以外のことをラップする東西回胴連の2人とか。復活してキレキレな雨天さんのラップとか、「同窓会」で普段絶対聴けないようなラップをする4人とか聴き所の多い盤でした。
今後の活動に期待してます。ぜひ2ndアルバムを…。
ちなみに名前は昭和カルテットなのにロゴは三角形なのは、同学年のグループだけytrさん一人だけ早生まれで平成生まれのため、実質昭和生まれは3人だからとライブで言ってました。東映のオマージュじゃなかった(笑)
それぞれの曲の感想
01.出陣の刻
それぞれが名乗りを上げてます。生まれた順から雨天決行→司芭扶→AO→ytrで登場してます。
この名乗りがクルー名通り古い感じ。
雨天さん満身創痍過ぎる(笑)
02.パネーヴァイブスでめっちゃぶちかます
被せる所がたくさんあってめっちゃ盛り上がる。
全部覚えてたらすごい楽しそうだけど司芭扶さんの2つめのverseがかぶせんの難しい。
03.御家芸
8bitトラックに格ゲーのことをラップした曲。
残念ながら僕は格ゲーに明るくないので歌詞を見てもよく分からなかった…。鉄拳はわかります。
雨天&AOのかけあいの雨天さんの高速ラップがかっこいい。
04.Romancing Summer
4人が海へと遊びに行った時のことを書いた曲。
司芭扶さんのhookが爽やか。司芭扶さん歌うまくなった気がする。
海へ遊びに行く曲なんですが、3人目のverseまでまだ司芭扶宅というのが若者らしいぐだぐだな計画っぷりで笑える。
05.あめてん亭けついき「繋ぎ」
ハンバーーーーグ!!!
予想以上にしっかりした話とオチでびっくり。
06.現実逃避
すべて同年代で作った盤と言いながらのまさかの司芭扶さんのおかん出演。
小学生時代から曲が進むにつれて大人になっていき、トラックのテンポもどんどん速くなっていくのが体感時間を表していて面白い。確かに大人になっていくほど1年が一瞬で過ぎている気がする。
「早く大人になりたい」っていってた子供時代から成長して大人になるとパッとしない生活になってるのが悲しい。そりゃ現実逃避したくなるよね。
07.スカベンジャー
言葉の意味がわからなかったんで調べてみたら「ゴミ拾いで生計を立てる人」だとか。
テンションの低いトラックにふつふつとラップを乗せてる感じが生活苦っぽい雰囲気が出ててやばい。
1つ前の現実逃避した大人の末路の曲かな。
08.昭和の残骸
郷愁を感じるさせる曲
昭和カルテットのメンバーと同じくらいの年齢の僕には「あるあるだなあ」と思う歌詞ばかり。
確かに通信ケーブル持った子はヒーローだった。今の子供たちは通信するのにゲーム同士を繋がなあかんかったとか言っても信じてくれんのやろなあ。
09.同窓会
こっちのがノスタルジックなトラックでした。まさかshirothebeatsまで持ってくるとは。こんなん名曲になるに決まってるやん。
RainuBlueと東西回胴連がそれぞれ昔のことを語る歌詞。哀愁が漂う曲なんですが…。
東西回胴連の2人は親友同士の語り合いみたいな感じで純粋にすげえいいなってなったんやけど、RainuBlueのはなんか元カノに久しぶりに会ってよりが戻るって感じの歌詞な気がした。
「久しぶり 照れ隠す笑み ちょっとばかし丸くなったね でもその声ですぐに解ったよ」
ってとことか特になんかそんな感じやん
すげえ良い曲なんです!でも一度そう考えてしまったらそうとしか聴けなくなって(笑)
10.一本締め
簡単な全曲解説。
2ndEP「卒業アルバム」の感想はこちら。
雨天さんがブログで全曲解説してくれてる!
曲のできた経緯やエピソードなどを雨天さんがブログで解説しています。
MCも面白いしブログも面白いとかすごい。読んだ後にアルバムをもう1回聞くと「そういうことかあ」って新しい発見があっておすすめ!
(2022年9月追記:リンク先がなくなっていました…)
メロンブックスDLで購入できます!
同人音楽は発売から時間がたってしまうと手に入れるのが難しくなります。
よっぽどの大手サークルじゃないと再販ってしないんですね。なのでなくなる前にすぐ買うのが鉄則なのですが、いろんな事情でできないこともあります。
もうCDが売ってないときどうしたらいいのか?
そんなときはメロンブックスDLをチェックしてみましょう!
データのみの購入ですが、過去にでた作品も手に入る可能性があります!
このアルバムもメロンブックスDLで発売されてますので、聞きたい人は要チェックです!!
※2022年9月追記。メロンブックスDLが閉鎖してしましました。つらい。
メロンブックス⇛https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=176172
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