第13回例大祭にて頒布された作品。
ごはん合同の主催者Bar1884の小説です。会場行けなかったんで通販してくれて良かったです。
本の詳細・あらすじ
星の咲く夜に/Bar1884
休日にすることもなく昼間っから飲んでる咲夜と遊びに来た魔理沙とのお話「たおやかなひる」
レミリアのためにワインを選びに来た咲夜。パチュリーによって猫の姿にされた魔理沙を含む紅魔館メンツのドタバタコメディー「廻るワイン樽と泥棒猫」
優等生の咲夜と問題児扱い(でも成績は良い)の魔理沙。学校では接点のない二人だが、二人は喫茶店限定の友達で…「角砂糖をもう一個」
流星群の夜に大規模な実験をしようとする魔理沙とそれを手伝う咲夜の話「星の咲く夜に」
の短編4つが収録されてます。
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魔理沙がひねくれてないのがカワイイ
咲マリの話は読んだことがないのでこの作品だけなのか他のもなのかはわかりませんが、魔理沙が優しい女の子です(笑)
相手を気遣う優しさがあり、健気な面もあり。霊夢に対してだと僕の読んだ同人誌だと霊夢に追いつこう・認めてもらおうと影で努力するけど霊夢と相対するときは素直にならず茶化したりひねくれてたりって印象が強かったんですが、この咲マリではそういうのを感じませんでした。
同人なので書き手次第なとこはありますが女の子の魔理沙も良いと思います。
全体で80頁くらいなので一つ一つは凄い短いですが綺麗な咲マリが読めて満足です。
タイトルと表紙絵にもなってる「星の咲く夜に」が一番良かった。
あと表紙めくったとこに入ってる透かし(?)が綺麗。星空を表してるのかな。
「たおやかなひる」
休みを頂いて昼から着替えもままならぬまま酒を煽る咲夜。仕事が出来なくてふてくされるなんて咲夜らしい。
咲夜がふてて甘える側で、急に抱き疲れても相手を気遣う魔理沙ってなんか新鮮。
「廻るワイン樽と泥棒猫」
このあと猫魔理沙がどうなったのかを詳しくお願いします!!
「角砂糖をもう一個」
二人が幻想郷の住人ではなくどこにでもいる女学生という設定。
いきなり呼び出されたら巨大パフェを前に涙目の魔理沙がいたのが馴れ初めってそのあとほぼ初対面で1つのパフェをつつきあったのかな。
喫茶店だけの友人という二人の関係はそれこそ角砂糖1個分の甘さでした。これからもっと甘くなってくるんだろうなあと思います。
「星の咲く夜に」
いい。すごくいい。
魔理沙がひねくれてなくてロマンチストで大事なとこでは照れちゃうのが可愛い。
相手を想う魔法は、いろんな人の力を借りて成就する。素敵なお話でした。
分担とかせずに二人で話を書いていくってそれで短編にまとまるのがすごい。どちらも書きたいことがあってだらだら長くなったりしそうなのに。
カクテル本も一緒に買ったんでこっちもいずれ作ってみたいんですが、いかんせんリキュールが全然家にないので…。
バーに行って頼んだら作ってくれるかな?
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