夏に申し込んだ数だけ再販すると告知があり迷わず申し込む。
毒殺合同っていうテーマがものものしくてどんな話が集まってるのかすごい気になった。
- 本の詳細・あらすじ
- 毒殺という独特なテーマなのに切り口の多様さがすごい
- ベラドンナ/田口綺麗
- 気楽にピチュろうよ/藍田真琴
- 義務と礼/まこと
- さくらさく/もなつ
- 川を流れた多くの木/長久手
- FS1/皮
- Rebirth/電柱
- 第n話「毒殺の国」 -Forsaken Doll-/月彼岸
- NEEDLS/設楽秋
- Guess what’ll be reversed?/神威-JT
- 毒人形が生まれたのは、/俺式
- 船の行く果て/嘉島安次郎
- 如何にしてあなたは鬼をやめることに成功し、如何にして私は人であることに失敗したか/芒原
- 呷れば貴し/姫上沙月
- 幸福な死/近藤
- 終焉/文/愛もどき
- 三杯の毒杯/プラシーボ吹嘘
- 隠蔽/RF
- ベラドンナの女は誰だ/鵜飼かいゆ
- 仮初に余殃/春日傘
本の詳細・あらすじ
東方毒殺合同 例大祭版THEVenom ―素敵な愛の隠し味―/雅趣雅俗
第十二回博麗神社例大祭にて頒布
「この胸いっぱいの想いを貴方に、甘くて蕩ける、最後の一滴まで飲み干した一度きりの愛の味」
東方毒殺合同
毒殺合同 例大祭版THEVenom ―素敵な愛の隠し味― ( 読書 ) – 雅趣雅俗 − 不可解な徒然 − – Yahoo!ブログ
毒殺という独特なテーマなのに切り口の多様さがすごい
20人くらいの人たちが参加した同人誌なので、いろんな話が楽しめます。
登場キャラが豊富なのは東方なのでわかるですが、驚いたのは毒殺のバリエーション汚多さ。
僕らの知ってるような実在する毒物からオリジナルのもの、はては特定のキャラクターにとっての毒など、中には膝を打つようなものを出してくる話までありました。正邪の話はすごかった。
毒殺っていうと「憎い相手を殺す」っていう冷たいイメージを持ってたんですが、意外とハートフルなお話が多い。
憎いから殺すのではなく愛しすぎて殺すのもあったり服毒自殺なのもあったり。
それに毒殺が目的なのか、何か別の目的があってそのための手段が毒殺だったりと、
「毒殺」だけでこんなに多角的な話が読めると思ってなかったので予想以上に当たりでした。
中にはえげつない描写もあったりするんだけど、そこは、まあ。テーマが「毒殺」だしね。
面白かったです。このボリュームでまだ後編があるなんて楽しみすぎます。
ベラドンナ/田口綺麗
パチュリーの愛が怖い。 歪んだ愛情と独占欲が怖い。魔理沙愛されてんなあ…。
気楽にピチュろうよ/藍田真琴
1つめとのギャップがすごい。同じ毒殺で殺した相手を愛玩人形にしようとするのは一緒なのに完全にギャグ。
残機があるとこうも違うのか。アリスが別の意味で怖い(笑)
義務と礼/まこと
妹紅にこれ以上殺しあってほしくないと思った行為だったのが、だんだんと死体になる妹紅を愛でるようになり…。
短いながらも慧音の心情の変化がきっちり描かれていて面白かった。話もきれいにまとまってて短編のお手本みたいな作品。
さくらさく/もなつ
抱いた相手は必ず蝕まれて死んでしまう
特性を持つ幽々子が初めて殺せなかった相手とは…。幽々子と紫の関係や幻想卿にくるきっかけの話っぽい。幽々子様が艶やか。
川を流れた多くの木/長久手
小鈴と阿求が心中を図るお話。
小鈴ちゃん受け身のわりに死ぬことに躊躇いがまったくなくてびっくり。ラストは小鈴だけ転生したってことでええのかな。
FS1/皮
レミリアを殺すためにフランが毒を精製し極めていく話。どんな状態になってもレミリアのカリスマは衰えないなあと。ただ文章が固くて難しかった…。
4日の間に病院に行くか遺書を書く/八神桜花
ほんの不注意で誰にも知られることなく朽ちていった魔理沙が可哀想。きのこの判別ってめっちゃ難しいらしいね。
明治17年の上海幽夢/富井とみゐ
美鈴と幽香の話って珍しい。
めーりんが幻想卿に留まるためには元の体を殺さないといけない。望みを叶えるためとわかってても毒を飲むって勇気がいるよね。
Rebirth/電柱
なんだよ冗談かよと思ったらそんなことなかった。死体に喋りかけ普通に過ごす霖之助が怖い。巻き込まれた妖夢が可哀想だった。
床だけがきれいだったのは同じような状況になって掃除したからなんだろうなあ。
第n話「毒殺の国」 -Forsaken Doll-/月彼岸
これだけラノベ合同なんですが(笑)
キノ→妹紅 エルメス→慧音なんですが話が本筋も細かなやりとりもキノとエルメスっぽくていい。
NEEDLS/設楽秋
うわ、ようじょこわい
守屋一家が幻想卿に行くきっかけとなった話。
諏訪子と神奈子の考え方の違いが出てて面白い。最初にむごたらしく殺された子が可哀想。はじめはあの子がよっちゃんだと思ったけど違うみたいやね。
Beginning of life (groundPalsRemix)/めたぐろ
ほんとはこわい幻想卿。
天子狂ってんなあと思ってたら霊夢のが狂ってた。
食っても能力は得られないと思うぞ。それにしても決意した次の頁で終ってたメリーが不憫・
Guess what’ll be reversed?/神威-JT
弾幕アマノジャクやってないやと思いつつ読了。
正邪半端ない。当たり前のように受け入れてたものを毒にひっくり返すとか。
確かに毒殺だけどこういう考え方もあるのね。面白い。
毒人形が生まれたのは、/俺式
毒人形メディの誕生秘話。人形に魂が移ったことはその子にとって幸せだったのか。友達ができたのなら不幸では、ないのかな。
船の行く果て/嘉島安次郎
えーりん優しいなあ。
どれだけ優れた薬が作れても人は死なない訳じゃない。じゃあ死ぬまで苦しみ続けのを嫌い安楽死を求める人にはどうすることが正解か。難しい問題。
超然としてるイメージのえーりんが普通の人と同じようなことで悩み患者のために一肌脱ぐのが良かった。
如何にしてあなたは鬼をやめることに成功し、如何にして私は人であることに失敗したか/芒原
死んだ相手すら妬む対象になるなんてさすがパルスィ。杯を落としたときに勇儀は気づいてたんだろうなあ。
呷れば貴し/姫上沙月
蓬莱人の不死さえも凌駕する毒。外の世界が病気を、寿命を克服したから幻想郷に流れてきたってのは面白い。
がなんで妹紅だけ生き残ったかがよくわからん。輝夜が死んで初めて恋い焦がれたってこと?
幸福な死/近藤
役割を終えた阿求が妹紅と旅行に行く話。
お前の人生はこれからだろ!って思ったけど幸せを感じてるときに自らの手で終わらせたほうがいいのかなあ。初代からずっと側にいるって妹紅は人情深くて優しいね。
終焉/文/愛もどき
秘封だーー!
二人だからこそできる死に方が壮絶。でもオチでちゃんと救いがあって良かった。
三杯の毒杯/プラシーボ吹嘘
話の中心になるキャラたちが誰かわからん。メインに据えるくらいだから公式キャラなんだろうけど…。
短いながらも推理がかちっとしてて意外な結末に落ちるので面白かったです。
魔理沙だってわかってても「お嬢様」ってあるとどうしてもレミリアが浮かんでくるよね。
隠蔽/RF
秘封倶楽部に加え旧作の教授たちも出てくる話。
一酸化炭素中毒で死んだ岡崎教授の死の真相に迫る秘封倶楽部。突然のフリにもわざと嘘ついてるように話すメリーの対応力が怖い(笑)
ベラドンナの女は誰だ/鵜飼かいゆ
序盤のうどんげと師匠のくだりはなんだったんだろう。
毒が主体のキャラに聖水飲ませたらあかんよなあ。空回りして殺されちゃう早苗が不憫。
仮初に余殃/春日傘
妖怪の生け贄になる運命だった子を弟子にした霊夢の変化。自分がきっかけながらも以前のように霊夢と接することができなくなった魔理沙。
あの子がいるから魔女化を選んだのにその子を殺さなきゃならんなんて…。
どう転んでも絶望しか無さそうですが後編がめっちゃ気になる。
コメント
コメント失礼します。読者登録させていただきました。
質問なのですが、こたつさんは漫画や小説、同人誌に関する情報をどこから入手していらっしゃるのですか?
私は漫画をテーマとするブロガーなので、気になりお聞きしました。
ありがとうございます。
小説や同人誌は本屋やメロブなどで表紙買いです。好きな文章書く人ならTwitter見たりして新作をチェックしたり。
漫画はアニメ化されたのとかネットでおすすめされてたのを手に取ることが多いですね。
丁寧な返信ありがとうございます。
とても参考になりました。
同人誌に関しては私は全く知識がないのでこれから参考にさせてもらいます。