「Q助」というアプリを知っていますか?
総務省消防庁が作ったアプリで、自分や身近な人が急に体調が悪くなったときに救急車を呼ぶべきかどうかを判断してくれるアプリです。
該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」、「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」又は「引き続き、注意して様子をみてください」)が表示されます。
その後、医療機関の検索(隣県の情報も閲覧できるように、厚生労働省の「医療情報ネット」にリンク)や、受診手段の検索(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の「全国タクシーガイド」にリンク)を行うことができます。
先日読んだヤンデル先生の本「Dr. ヤンデルの病院選び 〜ヤムリエの作法〜/市原 真」で紹介されたいたのですが、みんな
選択肢を選ぶだけで救急車を呼ぶべきかわかる
Q助を起動するとこんなふうに質問があるのであてはまるものをタップします。
最初の選択肢はどれも不穏な選択肢ばかり。
上記の選択肢はどれを選んでも次のように今すぐ救急車を呼びましょうって結果になります。これが出たら即電話しましょう。
119をいちいち押さなくてもこの画面からすぐに電話することができます。
最初の質問で「どれにもあてはまらない」を選ぶと細かく症状を聞いてきますので、あてはまるのをポチポチしていきましょう。
すると最終的に「すぐに救急車を呼べ」「救急車は呼ばなくてもいいけど早めに病院行って」「夜中じゃなくて明日になって病院が開いたら行って」みたいに判断してくれます。
いろいろやったけど僕はいつも「救急車を呼べ」ばかりでした。さらに何を選んだかは結果に出ますので、それをスクショしとけば医者にお話するときに自分の症状を伝えるのがスムーズになります。
救急車乱用のニュースで控えなきゃって思う優しい人に届け!!
ここ最近救急車をタクシー代わりに利用する人が増えてるというニュースを目にすることがよくあります。
症状が軽くて今すぐ命にかかわる状況でもないのに救急車を呼ぶ。救急車にも限りがあるので、そんな人の対応に時間をくってるとほんとうに必要な人のもとに駆けつけるのが遅くなると。
このアプリはそんな人が呼ぶべきかどうか判断できるように作られた…わけではないと僕は思います。それで悪質なのが減ったらそれはそれでOKなんだけど。
僕はこのアプリは「そんなニュースを見て救急車を呼ぶのをためらってしまう心優しい人」にこそこのアプリをインストールしてほしいです。
救急車をタクシー代わりに使うような人は軽傷でも重症でもとりあえず救急車を呼びます。でも心優しい人は「これくらいで呼ぶべきじゃない」と調子が悪くても我慢してしまうかもしれません。
その結果、治療が遅れてしまっては大変です。このアプリは今なら救急車を呼んでいいとためらうことなく電話できるようになるアプリです。
身近な人になにかあったときのためにも備えとこう
AndroidでもiPhoneでもこのアプリは使えます。
どんな選択肢があるかポチポチ試してみるのも面白いですよ。
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