【同人誌感想】ほんとに没案集なの?『アトノマツリ/四面楚歌』

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今年の例大祭で頒布された秘封倶楽部の短編集。 

没ネタ集らしいけどこれで没ネタとかどんだけ。

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本の詳細・あらすじ

アトノマツリ/四面楚歌

吸血鬼になったと話すメリーと彼女を家に匿う蓮子の話の「私は薔薇を愛している」

桜の木と死体の話をしていた秘封倶楽部の二人。死体にまつわる話とかしてたらメリーがいなくなってしまい蓮子が必死で桜の下を捜す「彼女は桜を愛している」

気が付いたら足枷を繋がれて牢屋に閉じ込められていた蓮子。閉じ込めたのはメリーで理由を一切明かさないまま甲斐甲斐しく蓮子の世話をしてくれる「私たちは世界に恋してる」

の3本立て+幕間の物語の秘封尽くしの1冊

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ハイクオリティなボツ案集

まず思ったのが「これがなんで没案なの?」ってことです。

桜のエピソードとか題材で言えば目新しさはない気もしますが、秘封倶楽部が絡むと文体も相まって不気味さが際立っていて面白かったです。

どのエピソードも蓮子視点で物語が進むため、メリーの歪さが際立っており、秘封倶楽部はただ女の子がきゃっきゃうふふしてるだけじゃないんだよってのがよくわかります。

メリーほんとミステリアス。

タイトル「アトノマツリ」は文字通り後の祭り — 手遅れ・後悔を意味していてどの短編もバッドエンドです。

片方が死んだり狂ったり明らかに詰んでたりと、蓮子が気付いたときには既に手遅れで残念な未来しか待ってません。

バッドエンドなんで好き嫌い分かれるかもしれませんが、気味悪い雰囲気で物語が進みどうオチをつけるのかが気になってしまうので読みだしたら止まらないと思います。

しかしこれで没案とは。夏に出ると言われてるゲームはどんだけすごいストーリーなんだ…。

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