【小説感想】泉水子と深行が出した結論とは?『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと/荻原規子』

本・漫画
記事内に広告が含まれています。
LINEで送る
Pocket

ついに最終巻。1巻が微妙だったのにいつの間にか最後まで来てしまいました。

スポンサーリンク

本の情報・あらすじ

RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと/荻原規子(角川文庫)

泉水子は〈戦国学園祭〉で本当の能力を現した。影の生徒会長は世界遺産候補となる学園トップを泉水子と判定するが、陰陽師を代表する高柳は、異議をとなえる。そしてIUCN(国際自然保護連合)は、人間を救済する人間の世界遺産を見つけだすため、泉水子に働きかけ始め……。泉水子と深行は、誰も思いつかない道のりへ踏み出す。姫神による人類滅亡の未来を救うことはできるのか――。大人気シリーズ、ついに完結。

スポンサーリンク

泉水子の成長物語最終章!!

全6巻のRDGもついに最終巻。1巻の表紙がうつむき加減で自信がなさそうだったのに比べこの巻の表紙はしっかりとこっちを向いたイラストになっていて、この物語での泉水子の成長を感じさせるものとなっている。

前巻が物語の一番の盛り上がり所でいろいろ話にも決着がついていたが、この巻でもいろいろと事件が。高柳リベンジに試験にクリスマスにとページ数の割に起こる事件が多すぎて駆け足で話が進んでいった。

最終巻だが物語むしろスタート地点に立ったばかりでADENDを回避できるかの問題は何も解決しておらず、まさに「俺たちの戦いはこれからだ」っていう打ち切りエンドという…。そらこの巻で解決する問題ではないけどね。あくまで泉水子の成長物語、そして恋の物語が中心のお話だった。

成長したといえば泉水子だけでなく深行も。1巻の頃は容姿端麗頭脳明晰で親父に反発するだけのイケメンだったのに、最終巻では容姿端麗頭脳明晰でおまけに度量が広い親父嫌いなイケメンになってた。泉水子じゃないけど、最終巻では深行がいるだけで安心感が全然違う。深行の今後の提案も盲点だった。

続編も書いてほしいが、鳳城学園という新しい環境で出会った仲間たちと創り上げるチーム姫神はきっとうまくやっていくんだろう。

そんなわけで全6巻のRDG、なんだかんだと楽しく読めました。

LINEで送る
Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました