勉強の仕方は千差万別でそれぞれ自分にあったやり方があると思いますが、私がどうやって勉強しているときに意識していたことを紹介しようと思います。
どう勉強していいか分からない人のための助けになれば幸いです。
合格点をとるのではなく足切りにかからない勉強を
4年生から6年生になって国試で大きく変わったところは足切りが厳しくなったことです。
物理・生物・化学、衛星、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務のすべての分野に足切りが設けられており、必須問題に至っては各分野50%以上、合計70%以上が条件に。
(第101回国家試験から必須の各科目の足切りが30%に、一般問題の足切りが廃止に!!)
物理・生物・化学のように3科目の合計のものもありますが、これではどのどの分野もおろそかにすることはできません。
実際私も直前の模試まで法規・制度・倫理が足きりにあっていたので苦労しました。大事なのは苦手科目を作らないこと。
すべて足切り以上の点数が取れるようになる頃には得意科目もできて合格点に届いてるものです。
とにかく過去問を繰り返しやる!
じゃあどうやって足切りを回避するのか、という話になります。
薬剤師国家試験に関わらずすべての試験に共通することですが点数を上げる大事なことはみんなができる問題を間違えないこと。
なに当たり前の事言ってんだと思いますが、それができてない人のなんと多いことか。
そのために何をすればいいのかというと過去問をやることに尽きます。
実際薬ゼミの授業があった時に何から始めたらいいかわからんと聞くとすべての講師が「過去問をやれ」と返してきました。
そりゃそうです。新課程になったとはいえ試験の範囲はこれまでの国試から大きく変わるわけではなく、大事なところは国試で余さず出ているはずです。
青本で重箱の隅をつつくような勉強は余裕ができてからやりましょう。まずは過去問。
時間がないなら参考書は使わない
実際に私が利用した教材や勉強法は次のようなものになります
・薬ゼミの領域別問題集…過去8年分くらいの過去問集。とりあえずこれをひたすらやりました。
・97回の過去問…領域別問題集には前年度の過去問は入ってないのでこれで補いました。
・薬ゼミの要点集…薬ゼミの授業の内容を書き込む用。
・ゴロ…暗記物の定番。人から聞いたもの、本やネットで見つけたもの、自作したもの何でもありでした。
・模試…自分が受けたのももちろん、足りないなら一つ上の先輩が受けたものも繰り返し解く。
以上です。
ここでおや?と思う人もいるかもしれません。
そう、みんなが買うような青本やオレンジブックといった参考書を私は買いませんでした。
値段も高いしなにより参考書を積み上げてみてください。あの分厚さを国試までに覚えるとかやる前に心が折れます。
それに対して要点集と過去問を見たらなんとかなりそうな気がしませんか?
切り捨てることも大事
勉強は基本的に、問題を解いて解説を読む→それでもわからないところは要点集で捕捉(必要に応じてゴロ) といった形で進めました。
要点集にも載ってなくて参考書になら載ってるようなことは「ここは出ない」と割り切って覚えませんでした。上記にも挙げたように国試で重要なのはみんなが間違えない問題を確実に解くことです。
参考書にしか載ってないような問題は本番ではでない、出てもみんな解けないと思って進めてました。その代わり問題集の内容は100%できることを目標にしてました。
誰かと一緒に勉強しよう
最後に、国試に臨むにあたって一番大事なことは誰かと勉強することです。覚えることが膨大なため、一人で勉強しているとどんどんへこんでいきます。ま
た自分がこれでいいと思っている勉強ペースでは気が付くと周りに置いていかれている事もあります。
友達と会話すること教え合ったりで励ましあったり競い合うことができるので心の支えになります。私は昼と夜の食事は常に誰かと食べるようにしてました。
国試は確かに大変です。でも合格した人はみんなやってます。
私の勉強法が全員に当てはまることはないと思いますが、自分にあった勉強法を探すきっかけになれば幸いです。
頑張ってください。
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