【小説感想】忘れても諦められない想い『君の名は。/新海誠』

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映画が鳥肌もので最高だったので終わった後そのまま本屋に駆け込み小説版を購入。

そしてそのまま一気に読破してまた映画を見に行きたくなっています。

いやもうほんと良かった。ぜひ映画を見るべき。そして小説も読んだ方がいい。絶対いい。

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本の詳細・あらすじ

小説 きみの名は。/新海誠 (角川文庫)

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一報、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。 

予告PV見た方がわかりやすいかも


「君の名は。」予告

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絶対映画を先に見た方がいい

まず映画と小説では媒体は違うものの、ストーリーは同じです。

あとがきでも作者自身がアニメーションという形が一番ふさわしいと語っている通り、ネタバレを防ぐためにもまずは映画を見た方がいいと僕も思います。

繊細なアニメーションとそれにばっちりかみ合った音楽がより一層心抉ってきます。 

RADWINPSの曲がこれまたすごくいい。

映画として作られた作品なので十二分に楽しみたいならやっぱり最初は映画を見るべきです。

じゃあ小説は何の意味があんねん。ってなるんですが、映画は第3者の視点で表現されてるんですが、小説は瀧くんとみつはの一人称で語られてます。

ですから彼らが実際あの場面で何を思っていたのかがきっちり書かれてます。

あとは映画でさらっと流れたところも説明があったりするので映画の補完として読むのが良いです。

先に小説読んでオチを知ってるとあそこまで衝撃があったのかどうか。とは言ってもオチわかってても2回目見に行きたいと思ってますが(笑)

前半はコミカル、後半はシリアス

前半はよくあるような入れ替わりものです。不定期に寝て起きたら入れ替わってる瀧と三葉。

男子高校生と女子高生、都会暮らしと田舎暮らし。

ほんとに同じ時代の高校生かってくらい違う生活をしている二人は入れ替わったときのことを日記に残すことで交流していきます。

朝起きておっぱいついてたらとりあえず揉んじゃいますよね(笑)

自分の知らないところで憧れの先輩とお近づきになってたり、なぜかモテたりと互いに勝手なことするなと言いながらも親近感を抱いていきます。

しかし何の予告もなくその現象は止まってしまう。

突然の終わりを告げた入れ替わり生活。瀧は三葉に会いに行こうとします。


「君の名は。」予告2

ここからがこの作品の真骨頂。

遠いけど近くにいたあの人。どんどん記憶から薄れていくけど「会いたい」って気持ちだけはなくならなくて…。

衝撃の事実を知り、あの子の名前も思い出せなくなってもそれでも諦められずもがき続けるさまが素晴らしく輝いていて、「もうちょっとなんだよ!報われてくれよ!」ってなる。

ラストのすれ違いからの再会は秒速と同じでそして違う。

いや良かったです。秒速5cmで心抉られた方も安心してお勧めできます(笑)

まずは映画を!そして小説を読もう!!

映画の内容そのものではなく、サイドストーリーが読みたいならこちらがおすすめ。

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